芹澤信雄のアプローチレッスン「キュキュと止まるスピンアプローチ」
選手としてだけでなく、指導者としても数多くのプロゴルファーを育ててきた芹澤信雄。彼がシングルプレーヤーを目指すアマチュアゴルファーのために様々な打ち方をレッスン。今回のテーマは「キュキュと止まるスピンアプローチ」。『芹澤流。 ~シングルになるための基本~』芹澤信雄より(撮影日:2020年6月9日)
配信日時:2023年6月28日 06時26分
手首の動きが低く止めるアプローチでは重要
今回はアマチュアが憧れる、低めの弾道でぴたっと止まるアプローチの打ち方をレッスンします。でも、この打ち方は相当練習が必要な技です。まず、アドレスです。基本的に左足体重でボールはセンターよりやや右足寄りにセットします。そしてフェースは開きましょう。
そして、グリップは短く持ちます。上からヘッドを入れるのですが、急角度に入れすぎるとヘッドが返りすぎて左に飛んでいってしまいます。ややアウトサイドにテークバックして、左手の甲が飛球線方向を向いたまま振るようにしてください。
フィニッシュでは体重が左足ツマ先にかかるようにしてください。少しでもカカトに体重がかかってしまうとヘッドが上昇してしまいます。左足ツマ先に体重をかけていき、右足がめくれるぐらいでちょうどいいのです。ヘッドを返さず真っすぐ出していくことで、球は低く打ち出され、スピンがしっかり効いて止まります。
分かっていてもアマチュアはフィニッシュで手が先行して、腰が引けたような形になってしまいます。これでは低くスピンの効いた球は打てません。手首の角度をフィニッシュまでキープし、左足ツマ先に体重をかけることが、このショットでは一番重要になります。面を返さないことが重要なので、インパクトで右手を離し手首が返ることを防ぐ打ち方もオススメです。
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芹澤信雄(せりざわ のぶお)
1959年11月10日生まれ、静岡県出身。レギュラーツアー5勝、シニアツアー1勝を誇るレジェンド。現在は「チームセリザワ」として数多くのプロを指導、優勝に導いている。
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