ロブショットのポイントは重心を落として下半身を固定する事にあり!
谷口徹が、これからのゴルフ人生を語る。引退に対する思いとは!?レッスンではロブショットの打ち方を実践。ポイントは重心を落として下半身を固定する事にあると谷口は言う。『トッププロレッスン K's STUDIO 谷口徹』より(撮影日:2022年6月20日)
配信日時:2023年6月28日 06時58分
谷口徹のロブショット
谷口徹(以下:谷口):ロブショットは2通りあって、振って飛ばさない打ち方とヘッドスピードを緩やかに加速させて、ふわっと打つ打ち方があります。振って飛ばさない打ち方は理屈で説明するのも難しいので、アマチュアの方には難しいショットです。
僕の中では、ボールを左に置いて、フェースは当然開きます。この時、重心はしっかり落としておきます。足がぐらつくと打点が狂うからです。そうならないように重心を下げて、クラブを短く持って、少しベッドを早めに上げるイメージで、バンスをボールの手前に入れるように振ります。
重心を低くしていると軸が動かないので、ヘッドがボールの下に入ります。しっかりヘッドがボールの下に入った時は良い音がします。
深堀圭一郎(以下:深堀):重心を落とすことですね。
谷口:そうですね。上げたい時は特に重心を落とすことを意識しています。手元が動くとあまりよくないです。ヘッドの運動量だけで振るようにし、インパクトの時はボールを捉えたあと、ヘッドが追い越していくような感じでスイングします。そうするとフェースの良いところに当たるので、スピンが入りながら柔らかく上がってボールが止まります。
深堀:腕などは固くしていないですよね。
谷口:そうですね。まずはターゲットの右を向くような感じで、スタンスは真っすぐくらいです。スイングのスピードをゆっくりにすると、柔らかい感じで上がり、柔らかく止まってくれます。
深堀:体は伸びないで、重心位置をしっかりキープしているということですね。
谷口:そうですね。その方がヘッドが先に抜けてくれます。打ち方としては、バンカーと同じ感じだと思っています。砂か芝かの違いでそんなには変わらないと思います。下半身がブレないように重心をしっかり落とし振り切ったあともベタ足のままです。ちょっと意識するだけで、ロブショットの印象が変わると思います。
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深堀圭一郎(ふかぼり けいいちろう)
1968年10月9日生まれ。東京都出身。1992年のプロ転向。2000年、01年の「住建産業オープン広島」では、続けてジャンボこと尾崎将司に競り勝った。03年の「日本オープン」では、最終日に5打差を逆転して優勝し、自身初の日本タイトルを獲得。05年にはシーズン2勝を挙げて、賞金ランキングは自身最上位の3位に入った。09年後半には、左足裏の痛みが悪化してツアーを離脱し、11年には手術を行った。2007年、2010年には選手会長に就任した。現在はシニアツアーに参戦中。
谷口徹(たにぐち とおる)
1968年2月10日生まれ。奈良県出身。ツアー通算20勝。1998年の三菱ギャランでツアー初優勝。2002年には4勝を挙げて賞金王に輝いた。2007年には3勝して2度目の賞金王を獲得。2018年の日本プロではプレーオフで勝利。大会史上最年長の50歳で頂点に立ち、ツアー史上10人目の通算20勝に到達。2019年は日本シニアオープンを制した。
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