いつも100を切る!アプローチの種類とその選び方
広島で1か月先まで予約がとれないという人気コーチ、木原睦美。今回は“アプローチの種類とその選び方”を解説。大きく分けて4種類あるアプローチ。それぞれのアプローチがどのような状況に適しているのかを解説する。『広島発 予約殺到のレッスンプロ いつも100を切る! 第3弾』より
配信日時:2023年6月28日 06時47分
アプローチの4つの種類
アプローチには、大きく分けて4種類あります。
弾道の高いものから、ロブショット、ピッチショット、ピッチ&ラン、チップショットです。
それぞれどんな弾道が出るかは、ここに描いている通りです。
ロブショットは、高く上がり、スピンがかかって止まるボールのことをいいます。
ピッチショットは、柔らかく上がって、ちょっとだけ転がるアプローチのことです。
ピッチエンドランというショットは、半分上がって半分転がるショットのことを指します。
チップショットは、ちょっとだけ飛ばしてあとは転がしていくショットのことをチップショットって呼びます。
アプローチ4種類はそれぞれどのクラブで打つ?
次に使用クラブなんですけど、ロブショットは、サンドウェッジを使って行います。
より高い弾道で行きたいため、一番高くボールが出るクラブを使って打つことで、 サンドウェッジになります。
ピッチショットは、持ってるクラブのサンドウェッジやアプローチウェッジを使います。つまり、柔らかい弾道でランがあんまり出ないショットになるクラブを使うことで、ピッチショットができます。
ピッチ&ランというキャリーとランの比率が半々のものは、ピッチングウェッジと9番アイアンを使うことで、自然とキャリーとランの比率が半分になります。
チップショットは、今日はここにクラブを書いていません。
チップショットについてはすべてのアイアンを使ってやっていくという定理があるので、後ほど説明します。(別動画「チップショットの打ち方と考え方」で説明)
シチュエーションで4つのアプローチを使い分ける
ここにグリーンの絵があります。このグリーンとピンの状態で、ボールを今ここにちょっと4つ置いてみたんですけど。
どういうときにどんなアプローチを使うのがオススメかっていうのを、今から記してみたいと思います。
ロブショットは、エッジとカップの距離が近いとき。弾道を高くしてあまりランが出ないショットで攻めたいなっていう時に、このロブショットを使います。
ピッチショットも似ているので、同じポイントですね。
ロブショットよりは、落ちてから止まるまでのランがちょっと長いので、落とし所がロブショットよりもちょっと手前になるっていうのが特徴です。
次のピッチ&ランは、キャリーとランが半々でちょうどいいシチュエーションで使うと便利じゃないかと思います。
チップショットは、ピンまでは距離あるんだけどちょっとだけグリーンにこぼれているというときに、ちょっとだけ乗せて、あとたくさん転がしてツーッとコロがすのに使います。
なぜアプローチは4種類あるのか?
なぜ4種類あるのか。
ピッチショットだけあれば大体ゴルフコースは回って帰ってくることができるんですけども、統計をとると、このチップショットの成功率が高いです。
なので、ゴルフコースでチップショットが使えるシチュエーションがあるときは、ここで無理にピッチショットをしてリスクを負うよりも、チップショットで安全にいってスコアメイクを狙うという意味で、今回はチップショットをすごく勉強してもらいたいと思っています。
アプローチ4種類の難易度
難しさの順番は、右側からです。
初心者がやって成功率が高いのは、上級者も一緒ですが、チップショットのほうが確実性が高いです。
なので、チップショットができなければピッチ&ラン、ピッチ&ランができなければピッチショット、それもできなければロブショット、というふうに使う順番をイメージしてやってもらうと、スコアメイクにつながっていくと思います。
(この続きは【動画】でご視聴になれます)
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木原睦美(きはら・むつみ)
“広島で一番予約が取れない”と話題の、USLPGAティーチングプロ。「mutsumischool」にて、技術・マナー・メンタルに至るまでのトータルゴルフレッスンを実施。2022年11月からは全国を回ってのレッスンをスタート。生徒一人ひとりのゴルフ人生を豊かにするための指導を行っている。YouTube「木原睦美のHappyゴルフ」でも、独自のゴルフ理論を展開中。
【動画】ALBAスペシャルレッスン