ハザードをフワッと越えてポトリとグリーンに!ボールの自重で自然に止まるようなアプローチ!
やわらかい球は距離をコントロールしやすい、ボールを止めやすいといったメリットがあります。基本のアプローチは、以下の打ち方です。
1. 右足内側にボールを置く
2. 体重は左足寄り
3. 手首の角度をキープ
4. ハンドファーストで打つ
但し基本のアプローチでは、ボールの打ち出し速度が速くなってしまうので、エッジとピンが近い場合やバンカー越えの場合など、寄せきれないケースが出てきます。
やわらかい球のアプローチは、以下の打ち方です。
1. ボールはスタンスのセンターに置く
2. 大文字のYで構える
3. インパクトで自然にややハンドファーストに(クラブの重さによって)
その時に、クラブのヘッドスピードとボールの初速の差が小さいほど、やわらかい球が打てます。またハンドファーストで打つと、当たった瞬間にボールが飛んで行ってしまうので、やわらかい球は打てません。出来るだけクラブフェースの上にボールが乗っている時間を長くしたいため、ゆっくりストロークしてください。イメージとしては、振り子のリズムで一定の速度で振ってください。
アプローチの練習方法
足を肩幅に開き、ボールをスタンスの真ん中に置いて、両手を開いてグリップを挟んできれいな大文字のYになるように構えてください。手のヒラでグリップを挟んだまま何回か素振りをして、実際にボールを打ってください。インパクトで力が入ったり、速く振ってしまうと全然ボールに当たりません。クラブの振り子のリズムに身体や肩の動きを合わせてあげることがポイントです。
ボールをスタンスの真ん中に置いて、通常のアプローチの握り方をしてください。そこから両手の親指と右手の人差し指をグリップから離して、指先だけで持っている状態にします。そのまま大文字のYで構えて、振り子のリズムで打ってください。打ち終わった後も両手の親指と右手の人差し指がグリップから離れていることが肝心です。これらができるようになると、クラブフェースにボールが乗っているという感覚がわかるようになります。
大文字のYで構えて、通常のグリップで振り子のリズムで打ってください。この3段階に分けて練習することで、より確実に習得することが出来るでしょう。
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長谷川哲也(はせがわてつや)
1977年生まれ、千葉県出身。5年間の研修期間後、デイビッドレッドベターの「アスレチックスイング」に魅せられゴルフインストラクターになることを決意。その後、プロゴルファー深堀圭一郎のマネージャー兼キャディを務め、2年間国内外のツアーを転戦。2004年に本格的にゴルフインストラクターとして活動を開始。