理想のクラブパスを描くためのルーティンと練習法
ドローヒッターの安田彩乃が最も気をつけているのが「クラブパス(クラブの通り道)」。 理想のクラブパスを描くためのルーティンや練習法を紹介する。『ミスを防ぐワンポイントレッスン アイアン編』安田彩乃より
配信日時:2023年6月30日 08時00分
ドローヒッターはクラブパスを左に向けるように意識する
クラブパスを左に向けるのが苦手なので、いつでも左パスを作れるように意識してスイングを練習しています。(※編集部注:クラブパス=クラブの通り道)
私はドローヒッターなのでどんどんドローを打ちたくなって、右インサイドから右パスでどんどん強く振ってきてしまう。でもそうするとフェースが開いてきたりして、タイミングが合わなくなってきます。
それを修正する能力を高めるためにも、左パスを意識して練習しています。
左パスで打つためのコツ
ポイントとしては、テークバックで肩と腰が横に回ってしまうとインサイドから入り過ぎてしまうので、テークバックではちょっとタテに上げるイメージにします。そうすると、切り返しからタテに下しやすくて、左パスが作りやすいです
もう一つは、切り返しから上体が起きると右パスになりやすいので、左の股関節が左後ろにちょっと踏み込む感じで「バーン」という風に打つ意識をしています。
またルーティンとして、打つ前にはかならず腰から腰くらいの素振りをして、左パスができているか確認します。それからそのイメージを持ったまま、大きい素振りを一回、そのあと後ろから方向を確認して構えます。
練習1:ボールが左手前にある意識で振る
ボールの左手前にもう1個ボールがあると思って、そのボールを打つイメージで振ると右パスにならず、しっかり左パスでボールに当てられます。
練習2:前傾を強めにしてハーフショット
左腰が回ってこないといい当たりが出ないので、低めのティアップで前傾を強めに意識しながら、ちっちゃいスイングで練習します。
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安田彩乃(やすだ あやの)
1995年6月6日生まれ。神奈川県出身。9歳からゴルフを始め、2007年の全国小学生ゴルフトーナメントで優勝。ゴルフ部に所属することなく、コーチに定期的に見てもらいながら一人で地道に練習を積み重ねる。2016年にプロテストに合格すると同年のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで初めてレギュラーツアーの予選を突破。さらにステップ・アップ・ツアーの静ヒルズレディース森ビルカップで優勝。2018年NOBUTA GROUP マスターズGCレディースで3位、2020年NEC軽井沢72ゴルフトーナメントで6位に入るなど更なる活躍が期待される選手。
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