芹澤信雄のアプローチレッスン「ベーシックアプローチの打ち方」
選手としてだけでなく、指導者としても数多くのプロゴルファーを育ててきた芹澤信雄。彼がシングルプレーヤーを目指すアマチュアゴルファーのために様々な打ち方をレッスン。今回のテーマは「芹澤信雄直伝のアプローチテクニック」。『芹澤流。 ~シングルになるための基本~』芹澤信雄より(撮影日:2020年6月9日)
配信日時:2023年6月28日 06時30分
腰から腰のスイングで基本作り
今回はアプローチの基本を皆さんにマスターしていただきたいと思います。まず、アプローチでも重要なのが腰から腰の高さのスイングです。アドレスでは左足6:右足4の割合で体重をかけます。そしてややハンドファーストにグリップしてください。左腕とシャフトが真っすぐになるような形です。
そのまま、手首を使わないように意識しながら左肩でクラブを上げていくイメージで動かします。腰から腰の範囲で左足体重を保ったままスイングしていきましょう。フィニッシュでは体を目標方向にしっかり向けて、体重も左足に乗せていきましょう。この基本的な動きをマスターしてください。私の場合、このスイングで約30ヤード飛ばせます。皆さんは使っているウェッジのロフト角やスイングスピードに違いがあると思うので、30ヤードでなくても大丈夫です。このスイングでどれだけ飛距離が出るかをしっかり把握しておくことが、アプローチ上達では重要になってきます。
気を付けて欲しいのは、バックスイングとフォロースルーの大きさを同じにすることです。そして、手首を使わず、肩を中心に体でクラブを引っ張ってスイングするイメージを大切にしてください。
アプローチの基本ストロークを身につけるためにオススメのドリルとして、長いスティックをクラブと一緒に握る方法があります。このスティックがフォローで体(左ワキ腹)に当たらないようにスイングできれば、正しい動きで振れている証拠です。スティックが常に体の近くを通り、フォローで当たらないようにスイングをしましょう。
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芹澤信雄(せりざわ のぶお)
1959年11月10日生まれ、静岡県出身。レギュラーツアー5勝、シニアツアー1勝を誇るレジェンド。現在は「チームセリザワ」として数多くのプロを指導、優勝に導いている。
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