5番アイアンを得意にする方法
ロングアイアンが苦手なアマチュアは多い。例えば「5番アイアン」。ロングアイアンを上手く打てるようになるのはどうすればいいのか?『3段階レベル別上達法 80を切るアイアン』芹澤大介編より
配信日時:2023年6月30日 10時02分
綱引きの動きによって、ヘッドが低く入って低く抜けていく
5番アイアンをしっかり打ちこなすために、僕が心がけているのは、まずバックスイングで胸がしっかりと右に向くことですね。手だけで上げてしまうと、切り返しでヘッドから下ろさないと間に合わなくなり、入射角がバラバラになりやすいんです。
体全体でクラブを上げることで、胸がしっかりと右に向く。イメージを持つとすると、腕で風船を挟んでいると想定して、風船を潰さないように上げる。そのためには、ヘッドだけではなく、体全体でクラブを上げなければいけませんよね。
体全体でクラブを上げていくイメージについてはバックフェース寄りに置いたボールを後ろに飛ばすイメージでバックスイングをするということも良いと思います。
腕と胸でできるスペースを大事にすることで、切り返した後の腕の振り場(腕を下すスペース)を確保できます。腕の振り場を確保できたことで、ダウンスイングでクラブを綱引きするように動いていけることで、入射角はシャロ―になり、ヘッドが低く入って低く抜けていくのでインパクトゾーンが長くなります。
綱引きの動き(下部写真)ですが、綱をターゲット方向に引く場合は、普通は手だけでは引かないですよね。力を出すには腰を入れて引っ張る。これが、下半身が動いて上半身との連動が生まれるいい動きなんです。
グッと引くときに、左手の小指・薬指・中指をしっかりと握っていれば、左手の甲が下(地面方向)を向く動きになる。少し巻き込んでいくような形になるので、しっかりとボールをつかまえることができます。
このポイントを抑えれば、5番アイアンもしっかりと打てるようになると思います。
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芹澤大介(せりざわ だいすけ)
1964年11月29日生まれ、東京都出身。1989年にプロに転向し、1992年『JCBクラシック仙台』3位タイ、1994年『中日クラウンズ』4位タイ、1997年『NST新潟オープンゴルフ選手権競技』3位などツアーで活躍し、現在はシニアツアーに参戦している。
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