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    上田桃子がクラブセッティングとパッティング技術を語る!

    上田桃子がパット数ランキング上位のパッティング技術を惜しみなくレッスンします!【動画】ではこだわりのつまったクラブセッティングを自ら解説。あわせてお楽しみください!『トッププロレッスン K's STUDIO』上田桃子編より(撮影日:2023年4月24日)

    所属 ALBA
    ALBA Net 企画班 / ALBA Net Planning Team

    配信日時:2023年7月3日 04時15分

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    パッティングで意識すること

    深堀圭一郎(以下:深堀):今回はパッティングの打ち方。上田桃子式を教えてもらいたいのですが、撮影している時点でランキングはトップということで、パッティングが上手いイメージがあるのですが、どういう打ち方をしているか教えてもらえますか。

    上田桃子(以下:上田):振り遅らせないことです。

    深堀:グリップの握り方はショットと同じですか。

    上田:グリップはオーソドックス(逆オーバーラッピング)ですよ。いたって普通です。ただ10年くらい、ヒールに当たってて、佐伯三貴さんが私の解説をしてくれた時も「ヒールで当たっていますね」とか言われてて、「何でヒールで当たるんだろう」ってずっと思っていました。このパターにしてから、ヒールで当たる確率がすごく少なくなりました。

    上田:ドローヒッターなので、右ヒジが左ヒジより位置が低くて、そうするとフォローが高い位置に抜けやすく、ヒールに当たっていることが分かりました。なので、構えはなるべく、両ヒジの高さを合わせるようにしています。

    深堀:あとの打ち方は基本的に打ち遅れないとか、意識はありますか。

    上田:振り遅れないことしか意識していないです。

    深堀:パターはどこで上げるんですかとか、よく聞かれるんですけど、桃ちゃんはどこから上げていますか。

    上田:こうやって見て、おヘソとヘッドが一緒に動くようにしています。

    深堀:グリップエンドとおヘソがずっとくっついて動いている感じですか。

    上田:そういうイメージです。

    ロングパットは右手でコロがすイメージ

    深堀:ロングパットもショートパットもですか。

    上田:ロングパットは体が起きて、ショートパットより高い位置から見るので、割と背中が大きく動くけど、背中で打っていると1回も思ったことはないです。

    深堀:やっぱりロングパットになると、遠くも見るしちょっと体が起きるのですね。

    上田:立ち上がるので、右手でコロがしているイメージで、体の向きが変わっているだけです。

    深堀:ということは目から入ってくる情報に対して自然に打てることが大事なんですね。基本はショットの動きもショートゲームの動きも、体とクラブの同調間がズレないのが、すごく大事に考えているってことですね。

    上田:やっぱり最初が振り遅れると、例えばお腹が動いているのに、手が動いていないとか、そうするともう振り遅れいてます。

    パッティングの始動は固まらず丁寧になりすぎない

    上田:テークバックの始動ですごく大事にしていることは、丁寧になると、体とクラブが一緒に上がらないので、構えて素振りをして、目標を見てから、目線がボールに戻ったら、リズムはストロークのリズムじゃなく、始動のリズムを大事にしています。お腹でスッと上げる感じです。丁寧になりすぎないことです。

    深堀:固まって「よし上げよう」とかすると大変だということですね。

    上田:固まると始動のきっかけが無くなるので、人によってはフォワードプレスとかありますけど、フォワードプレスをすると私は、1回クラブが体から外れるイメージが出るので、フォワードプレスはしません。目線が戻ったらバックスイングを始めるという感じです。

    深堀:大変、今回も勉強になりました。
    (この続きは【動画】でご視聴になれます)

    【動画】はこちら


    上田桃子(うえだ ももこ)
    1986年6月15日生まれ。熊本県出身。ツアー通算17勝(2023/6/24時点)。9歳でゴルフを始めて、翌年に坂田信弘主催の坂田塾に入門。その後、2005年のプロテストで一発合格すると、07年には「ライフカードレディス」での初勝利を皮切りに、年間5勝をマーク。史上最年少で賞金女王に輝いた。08年からは前年に「ミズノクラシック」優勝で獲得したシード資格で米国ツアーに参戦。その後は米ツアーのシードを失うなど苦しんだが、7年ぶりに日本を主戦場とした2014年に2勝さらに2017年に再び2勝を挙げる。2021年35歳の誕生日に結婚を発表。2022年「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」でミセス初優勝。

    深堀圭一郎(ふかぼり けいいちろう)
    1968年10月9日生まれ。東京都出身。1992年のプロ転向。2000年、01年の「住建産業オープン広島」では、続けてジャンボこと尾崎将司に競り勝った。03年の「日本オープン」では、最終日に5打差を逆転して優勝し、自身初の日本タイトルを獲得。05年にはシーズン2勝を挙げて、賞金ランキングは自身最上位の3位に入った。09年後半には、左足裏の痛みが悪化してツアーを離脱し、11年には手術を行った。現在はシニアツアーをメインに参戦しており、2022年コマツ・オープンでシニア2勝目を挙げた。

    連載

    【動画】トッププロレッスン K's STUDIO

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