目指せ80台! 芹澤信雄が“ドライバーの極意”を伝授!
目指せ80台!アマチュアが90を切るために必要なドライバーの打ち方とは?『トッププロレッスン K's STUDIO』 芹澤信雄編より(撮影日:2023年1月8日)
配信日時:2023年8月16日 00時20分
ドライバーの重要性と80台を目指すゴルフの組み立て方
深堀圭一郎(以下:深堀):80台で平均的に回るためには何が必要なのか。ということを芹澤さんにお聞きしたいのですが、1番のベースはドライバーのティショットだと思います。80というと1ホールおきにパーを取るとか、ダブルボギーを打たないということですよね。
芹澤信雄(以下:芹澤):ダブルボギーを打ってはだめと思うと、プレッシャーになってしまうから、ダブルボギーを打ってもパーを2つ取ればいい。ゴルフはメンタルだから、ダブルボギーを打ってはだめと思わないことですね。
深堀:18ホールをゴールごとに区切るとかやりますか。3ホールごとにやるとか、ハーフとかに区切りますか。
芹澤:1ホールずつやっています。目の前のホールに集中するようにしています。1ホールずつ一球入魂です。
深堀:ここをしっかりとということですね。なるほど。
80台を出すためのドライバーの極意は頭の位置
深堀:ドライバーショットは誰でも飛ばしたいし、自分の弾道を打ちたいけど、アマチュアはいろんなところを向いて、いろんなスイングしてしまいます。アライメントの取り方とドライバーは何を気をつけて打てば良いか、スイングに近いところですが、ちゃんと立てないと打てないですよね。ちゃんと立てる方法を含めて教えてください。
芹澤:わかりました。さっそくいいですか。
深堀:左か右向いて打ちたいところを体で揺すって打つ方が多く、コースはいろんな方向を向いているので、練習と違って難しいですよね。
芹澤:間違いないです。僕の場合は、ルーティンで入る時に、左手ではなく右手から入ってほしいです。自分はまっすぐ立ってしまうタイプなので、一旦はヒザを曲げて、このままスタンスをスライドする。左手で持った時に、右手は上からでなく、横から添えてくる。
深堀:右手を合わせてから足を合わせて、左手でクラブを持つんですね。その時は両手ではなく、左手からなんですね。
芹澤:そうですね。
深堀:今だから言うんですけど、僕は芹澤さんの真似をしていたんですよ。僕も芹澤さんと同じように立っていますから。
芹澤:圭ちゃんも落ち着きがなく、アドレスに入るもんね。
深堀:じっとできないんで性格出ますよね。
深堀:これはやりながら目線でチェックはするのですか。
芹澤:自分の足のラインがまっすぐかどうか。上体に力を入れずにリラックスすることですよね。アドレスに入る時にヒザを突っ張らないで、ヒザを曲げている状態のまま入るので、重心が下半身で出来ているからリラックスできます。
芹澤:グリップは人によってフック・ウィークいるけれど、右手は上から来ないように、下から添えてくるような気持ちで握ります。
深堀:グリッププレッシャーは添える系ですか。
芹澤:添える系だと思う、強くは握らないですね。ポイント的に、構えた時にワッグルするじゃないですか。そうすると重心が変わることがあるので、僕はここで何をするかと言うと、必ず体の正面でクラブを上げ下げをします。
芹澤:自分の重心の位置を確認するためにやっています。スクワットしているわけではないけど試合中にスクワットしていたらおかしいので、代わりにクラブを上げ下げしています。上げた時に下半身が踏ん張っているかわかるんですよね。
芹澤:1番大事なのは肩のラインが常に、ターゲットを向いていることです。右を向いたり、左にならないようにしています。
芹澤:効き目によって違うけど、目線も大切です。効き目が右の人は目標方向を見やすくなるので、ボールを打つ時は、ボールよりも顔が後ろになければいけないです。だから絶対に前にいこうとしないように、イメージはボールを後ろから見ることです。ドライバーに関しては6:4で右に体重を乗せるくらいがいいと思います。
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芹澤信雄(せりざわ のぶお)
1959年11月10日生まれ。静岡県出身。ツアー通算5勝(2023/7/27時点)。御殿場西高校まではスキーの選手で国体出場経験もある。18歳の時に体力づくりとして始めたキャディーのアルバイトからゴルファーとなる。1982年にプロテスト合格。1996年に「日本プロゴルフマッチプレー選手権」にてメジャー大会初優勝。現在ではシニアツアーをメインに参戦しており、2010年には「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」でシニアツアー初優勝を挙げている。近年では宮本勝昌や藤田寛之と共に"TEAM SERIZAWA"を結成。ジュニアレッスン会を始めとした様々なゴルフイベントを開催している。
深堀圭一郎(ふかぼり けいいちろう)
1968年10月9日生まれ。東京都出身。1992年のプロ転向。2000年、01年の「住建産業オープン広島」では、続けてジャンボこと尾崎将司に競り勝った。03年の「日本オープン」では、最終日に5打差を逆転して優勝し、自身初の日本タイトルを獲得。05年にはシーズン2勝を挙げて、賞金ランキングは自身最上位の3位に入った。09年後半には、左足裏の痛みが悪化してツアーを離脱し、11年には手術を行った。現在はシニアツアーをメインに参戦しており、2022年コマツ・オープンでシニア2勝目を挙げた。
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