ぜひ真似したい!稲見萌寧が毎日繰り返す“左手打ち”ドリル
稲見萌寧といえば、精度の高いストレート・フェードが持ち味。「毎日左手打ちを繰り返して、球をつかまえてライン出しをする感覚を養いました」と教えてくれた。
配信日時:2023年9月15日 10時33分
私の持ち球はフェードです。特に、曲がり幅の少ないフェードが打てるように練習しています。真っすぐ打ち出して、落ち際で右に軽く曲がる“ストレート・フェード”なら、通常のフェードよりも曲がり幅をコントロールできるんです。
ストレート・フェードのためには、左手リードで打つことがすごく大事。なるべく左手を長く使って振ることで、アークが大きくなってボールがつかまります。また、右手でコネる動きもなくなるので引っかけが出にくくなるんです。
そのために普段からやっているのが、左手だけで7番アイアンを使って100ヤード前後を打つ練習。ボールの手前と先に置いた障害物に当たらないようにストレート軌道で振れるようになると、ボールがつかまり、なおかつ、ラインが出せるようになります。
意識しているのは、左手の小指、薬指、中指でしっかりと握ること。そうすれば前腕が力まないので体の回転で振れるからです。親指、人差し指で握ると両腕がリキむので注意してくださいね。
稲見萌寧
いなみ・もね/1999年生まれ、東京都出身。2020-21年にツアー9勝を挙げて賞金女王に輝く。昨季は2勝を挙げてメルセデス・ランキング3位にランクイン。今季も通算13勝目を目指して奮闘中。Rakuten所属