全体1位の平均337Yで優勝したR・マキロイは、“コークスクリューパンチ”でロフトを立てて飛ばしていた!
ローリー・マキロイの飛距離が出るのは、ヘッドスピードが速いだけでなく、“当て方”にもポイントがある。女子プロながら最長365ヤードの記録を持つ高島早百合に聞いた。
配信日時:2024年5月13日 08時05分
16日に開幕するメジャー「全米プロゴルフ選手権」の前哨戦、「ウェルズ・ファーゴ選手権」を制したローリー・マキロイ(北アイルランド)。ドライビングディスタンスでは平均337ヤードをマークし全体1位になるなど、相変わらずの飛距離をみせた。マキロイのスイングはヘッドスピードが速いだけでなく、“当て方”にもポイントがある。女子プロながら最長365ヤードの記録を持つ高島早百合に聞いた。
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ヘッドスピードが同じくらいの人でも飛ぶ人と飛ばない人がいます。その違いは『インパクトロフト』です。上級者はドライバーでもロフトを立てて打っているので低スピンで、ボールスピードが速い。逆に飛ばない人はインパクトロフトが寝ているので、スピンが増え過ぎて飛距離をロスしています。
ロフトを立てるポイントは右肩の高さ。右肩が下がるとあおり打ちになってロフトが寝てしまいます。右肩が高くなれば正しい軌道でスイングできるので、ロフトが立つのです。
もうひとつ、飛距離を伸ばすポイントは右腕を内側に回して、シャフトを回転させること。シャフトを回転させることでフェースが閉じ、強いインパクトになります。マキロイが良いお手本。インパクトで右肩が高く、ボクサーの右ストレートのように右腕を内側にヒネる動きで飛ばしているのです。
■高島早百合
たかしま・さゆり/1992年生まれ、京都府京都市出身。名門・東北高校を卒業後、11年のプロテストに合格。18年にはドラコン競技に出場し、365ヤードを記録した。
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