長い距離のバンカーはSWでマン振りじゃ絶対ダメ! AWを短く持つだけで寄っちゃうんだ
50ヤード以上のバンカーショットで、ダフって再びバンカーに入ったり、ホームランしてOBしたりという経験が一度はあるのではないだろうか? ツアー7勝の今野康晴に攻略法を教えてもらった。
配信日時:2024年4月25日 08時00分
50ヤード以上のバンカーショットで、ダフって再びバンカーに入ったり、ホームランしてOBしたりという経験が一度はあるのではないだろうか? そんな難易度の高いシチュエーションから寄せワンを狙う方法を、ツアー7勝の今野康晴が教えてくれた。
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ガードバンカーでも50ヤード以上になるとSWは使いません。60ヤードなら52度や54度のAW、80ヤードならPWを使う方が寄る確率は高まります。
マン振りすればSWでも50ヤードを打てますが、バンカーショットはヘッドの落とし所次第で結果が大きく変わります。SWでマン振りするよりも、少し大きめの番手で振り幅を抑えた方が格段にヘッド軌道は安定します。
AW、PWで持つときは、グリップエンドから指3本分短く持ちましょう。短く持った分、腰を落としてボールとの距離を調整してください。ヘッドの落とし所は30ヤードのときと同じボール2個分手前です。だから、アドレスではボール2個分離れたところにヘッドを置いて構えてみください。また、フェースを少しだけ開くと、クラブヘッドが砂に潜りづらくなり、砂を薄く取れますよ。
また、長い距離のバンカーショットでヘッドの落とし所を安定させるためには、1軸で打つことも大切です。AWやPWでのバンカーショットはアイアンに近い感覚ですが、軸が動いてしまうとダフリにもホームランにもなりかねません。1軸で打てれば、体の正面でボールを捉える確率が高くなり、遠い距離からでも寄せワンが狙えます。
■今野康晴(いまの・やすはる)
1973年生まれ。国内男子ツアー通算7勝をマークし、2005年には賞金ランキング2位となった。理論的で分かりやすいレッスンに定評があり、現在は若手プロやジュニア選手の指導も行っている
●チェックポイントをいくつも意識していると、動きがぎこちなくなってしまうことも……。例えばバンカーでは「アイスクリームをすくうように振ってみて」と言われた方が、イメージが広がって良いフォームになることもあるかも!? 悩めるアナタには関連記事【豆腐、アイス、弓矢にメンコ……アナタに合うのはどれ〜】がオススメ。一発開眼の可能性を秘めていますよ!