“左手リード”が振り遅れの元凶だった 「右手ビンタ」でフェースが長くスクエアに動く!
「右手が悪さをしないように左手リードを意識している」というゴルフ大好き芸人のダンディ坂野さん。それに対して「振り遅れますよ」と矢野東のコーチを務める河野勝成は指摘する。レッスンでは右手の使い方を教えることになった。
配信日時:2024年8月28日 05時19分
「右手が悪さをしないように左手リードを意識している」というゴルフ大好き芸人のダンディ坂野さん。それに対して「振り遅れますよ」と矢野東のコーチを務める河野勝成は指摘する。レッスンでは右手の使い方を教えることになった。
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【河野】ダンディさん、左手リードの意識が強すぎませんか?
【ダンディ】そうですね。それとフェースを閉じるように左手を掌屈(左手首を手のヒラ側に折る)させて振るイメージも持っています。
【河野】それでは手元が先行して振り遅れます。また、意識的に左手を掌屈すると手首が固まって余計にフェースが開きやすくなります。インパクト付近では、右手首を手のヒラ側に折る動きが大事なんです。
【ダンディ】僕がやっていた動きとはまったく逆ですね。
【河野】右手でビンタをするように左手を右手が追い越す動きを行うことで、フェースをスクエアに長く保てます。アドレスの状態で手首をやわらかく使って、自分から見てヘッドを右回りにグルグル2度回して、そのあと素振りをすると感覚がつかめますよ。
【ダンディ】こんなに右手首を動かすんですね。ビックリしました。
■ダンディ坂野さん
だんでぃ・さかの/1967年生まれ、石川県出身。「ゲッツ!」で一世を風靡したお笑い芸人。ゴルフをこよなく愛することでも知られる。ベストスコア82の腕前だが、スライスが出だすと100を叩くことも。
■河野勝成
こうの・かつなり/さまざまな最新スイング論を学び、現在は矢野東のコーチを務める。スタジオ「Five elements」でレッスンを行う人気プロコーチ。YouTubeチャンネル「Five elements」を配信している。
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「腰を反って胸を張ってツマ先体重で構えなさい」と言われていたのは、もう10年くらい前の話。「僕も2014年くらいまでそれが正しいと思って実践していました」というのは、ツアー通算3勝の矢野東。関連記事の【矢野東が30代後半から“反り腰”と“ツマ先体重”をやめた理由】では、体の故障を経てスイング改造に踏み切った理由に迫っている。