インサイド・アウトに振れるようになる、効果100%のハーフスイングとは?
このオフに、スイング改造のために片岡尚之が行ったのは徹底的なハーフスイングの練習。スクエアな構えから、インサイド・アウトに抜く動きを繰り返したことで、懐を作ってドローを打つスイングが身に付いたのだ。
配信日時:2023年10月13日 09時50分
安定したドロー。これがボクの目指している球筋です。そのために、このオフはほとんどフルスイングしませんでしたね。毎日600球、ひたすらハーフスイングを繰り返しました。
肩から肩の振り幅だと手を使わずに振ることを意識しやすいですし、手先で合わせたらすぐ分かります。最初は、スタンスのライン通りにヘッドを振れない自分に戸惑いました。ここまで手打ちだったのか、ここまで体の回転で打てていなかったのかと。
しっかりボールをつかまえるためには、ヘッドをインサイド・アウトに振っていく必要があります。上体を右に向けたまま、左の壁にぶつかるように左足で踏み込む意識が大切ですね。そうすると、右サイドの懐が作れます。この動きをひたすら繰り返しました。
スクエアなスタンスから、ボールを右に打ち出してセンターに戻るドローが打てたら、動きは完璧。地道な練習が必要ですが、深い懐を作って前傾を保つコツが身に付くので、ぜひ皆さんにも試してほしいです。
片岡尚之
かたおか・なおゆき/1997年生まれ、北海道出身。国内ツアー通算1勝。21年に初優勝を挙げ、昨年も賞金ランク23位でシードをキープ。現在はさらなる躍進を目指しスイング改造中