前編|石川遼が大切にするスイングの核心「スイングのリズムと最下点」【動画リンク有】
スイングが安定できれば、例えば一番ホールのティーショットで色々な人に見られて緊張している時でも自分のスイングができるはずだ。その鍵を握るのはリズムだと石川遼は言う。リズムを一定にするとリズムが安定し、スイングも安定するがそのコツとは?
配信日時:2023年3月7日 11時28分
すべてのクラブのスイングを同じリズムで打てるように
ここに、サンドウェッジ、6番アイアン、そしてドライバーを持ってるんですけど、ゴルフというのはこれだけ長さや重さが違うものをスイングしなければいけないということなんですよね。
そこで僕が大切にしていることは、スイングで作る「円」です。
クラブそれぞれに大きさや速さの違う円を作って打つと思うんですが、すべてのクラブのスイングで、ボールポジションとリズム、特にリズムをすごく大事にしています。
ちょっと難しく感じる方も多いかもしれませんが、始動のリズムを大切にしてもらえたらと思います。
ターゲットを一回見て、ワッグルをして、もう一回見て、ワッグルをして、ここからパッと上げていく。
このリズムを、サンドウェッジ、6番アイアン、そしてドライバー、すべてのクラブで変えないように意識しています。パッティングまで、ほとんど同じです。
これをクラブによって変えてしまうと、上げるまでの体の固さが変わってしまいます。
ですから、サンドウェッジは長くとか、ドライバーは短くとかそういうことを考えずに、すべてのクラブで同じリズムで始動できるように、という意識を常に持っています。
これができていないときは迷いや不安があるときで、それだと18ホールをいい調子で回れなかったりするので、リズムを一定にすることを練習のときから意識しています。
サンドウェッジのリズム
6番アイアンのリズム
ドライバーのリズム
打ち方でこのときはこういう風にするというよりは、やはり共通の同じリズムにするということを心がけていますし、皆さんにもそれをオススメしたいです。
ワッグルの仕方や速い・遅い、皆さんそれぞれあると思うんですけど、そういうなりに、リズムを変えずに打つということです。
プロの世界でも、最終日や優勝のかかった場面で、プレッシャーの中でも同じリズムで打てるということは強みになります。
皆さんもぜひやってみてください。
詳しい内容は動画をご覧ください。
■石川遼(いしかわ・りょう)。1991年生まれ。2007年5月、国内男子ツアー初出場となった「マンシングウェアオープンKSBカップ」で、史上最年少の15歳8ヶ月で優勝を飾り、2008年1月にプロ転向を表明。プロ1年目に史上最年少での1億円プレーヤーとなる。2010年5月には「中日クラウンズ」で優勝、最終日にマークしたスコア「58」が、「世界最少ストローク」としてギネスブックに正式に認定される。
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