ツアー復帰した森田理香子に元サッカー日本代表が直撃!「なぜ休養前より飛距離が伸びたの?」
ツアー休養前よりもドライバーの飛距離を伸ばしてトーナメントの舞台に帰ってきた森田理香子。ゴルフ好きのサッカー解説者、福田正博さんが飛距離が伸びた秘密に鋭く迫る。
配信日時:2024年7月23日 08時31分
レギュラーでバリバリ戦っていた休養前はドライバーの平均飛距離250ヤードだった森田理香子だが、6年ぶりにツアー復帰を果たした現在は「260ヤードまで伸びている」と本人はいう。25日(木)発売のゴルフ雑誌ALBA897号では、ゴルフ好きのサッカー解説者、福田正博さんが飛距離が伸びた秘密に鋭く迫っている。
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【福田】森田さんは休養前より飛距離が伸びていますよね。どうやって伸ばしたんですか?
【森田】休養前は振れば曲がるし、成績も気になって、怖くなって思い切り振れなくなってきて。それで休養を決意したんです。ところが昨年、結果を気にしないでスイングすると思い切り振れて、飛距離も伸びました。自分でもその飛距離に驚いたんですが、多分手先で合わせる動きがなくなったんですね。
【福田】気持ちの部分でもきつかったのでは? 最初は少し活躍するだけで、「やるじゃないか」と言われ、結果が出るとそこがスタート地点になる。その後少しでも不調になると、「大丈夫?」ということになりますからね。
【森田】まさにそうですね。
【福田】期待は膨らむばかりなので、周囲は加点方式ではなく減点方式で見る。そうなると楽しさが薄れ、どんどん苦しくなりますよね。
【森田】以前はやっていなかった重いものを持ってのトレーニングで全身を鍛えるようにしました。全身を鍛えたのも、飛距離が伸びた要因だと思いますね。昨年などはアイアンが1番手以上飛んでしまって、タテ距離が合わなくて困ったくらい。
【福田】アマチュアから見たら、うらやましい限りですよ(笑)。
【森田】当時はなんでも挑戦して体験して学びなさいと教えられたので、いろいろ挑戦しました。スイングが安定すると思って、体重を増やす・痩せるなど。今も昔も164cm、58〜60kgで体型は変わらないですが、70kgまで体重を増やそうとした時期もあって、めっちゃ走って食べて最高66㎏までいきました。
【福田】飛距離は伸びたんですか?
【森田】飛距離は変わらないです(笑)。振れるけど、歩くのがしんどい(笑)。それで母親に「何目指してるん?」と言われて、止めました(笑)。でも、痩せようとしても55kgまでしか痩せないんです。それで58〜60kgが自分にとってベストだと気付きました。
【福田】手段を追いかけて目的が何かが分からなくなってしまうことはよくありますね。
【森田】いろいろな理論を学んで、これは自分に合うとか取捨選択できたのは、大きいと思います。
【福田】僕も引退後に現役時代に知っていたら、全然違ったなと思う理論はいっぱいありますね。
■森田理香子
もりた・りかこ/1990年生まれ、京都府出身。2010年に圧倒的な飛距離を武器に、ツアー初優勝。13年には年間4勝を挙げて賞金女王に輝いた。18年にツアー休養を発表し、今季6年ぶりに復帰を果たした。
■福田正博
ふくだ・まさひろ/1966年生まれ、神奈川県出身。現役時代は『ミスター・レッズ』と呼ばれてサポーターから愛され、日本代表としても活躍した。ゴルフ歴30年で、平均スコアは「90」。カットスライスによるドライバーのOBが悩み。
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