横田真一も取り入れている!? 変則だけど右OBに効くスコッティ・シェフラーの“右足バック”
アマチュアが右OBを減らすために真似したいスコッティ・シェフラーの動きとは?
配信日時:2024年7月3日 08時23分
普段は決して交わらない2人、プロコーチの奥島誠昭と、プロゴルファーの横田真一が世界No.1のスコッティ・シェフラー(米国)の変則スイングについて語る。アマチュアが右OBを減らすために参考にすべきは右足の動きだった。
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【横田】独特なスイングで真似しづらいシェフラーですが、アマチュアが真似すべきポイントがあります。
【奥嶋】右足を後ろに動かす動きですね。
【横田】そうです。かつては元世界ランキング1位のグレッグ・ノーマンもやっていましたよね。例えば、上体が開いて振り遅れる人や、上体が突っ込んでスライスする人は試すべき。 この動きをやると、左サイドの壁ができるから頭が右に残ってフェースターンしやすい。メジャーリーグで活躍している大谷翔平選手のバッティングと似た動きともいえます。
【奥嶋】力んでいないこともシェフラーが弾道をコントロールできる理由でしょうね。
【横田】右のOBが気になる人は、ダウンスイングでしゃがんだ後、 左ヒザを伸ばしながら右足を動かすように素振りするといいと思います。この動きで突発的なOBが防げればスコアメイクも楽になるはず。
【奥嶋】シェフラーのスイングは左ヒジが曲がったトップも参考になります。無理に伸ばそうとすると力んでしまうので、軽く曲げる程度ならアマチュアも試す価値ありです。
■横田真一
よこた・しんいち/1972年生まれ。東京都出身。レギュラーツアーでは1997年の「全日空オープン」、2010年の「キヤノンオープン」で2勝を挙げた。40代のときには順天堂大学医学研究科修士課程を修了。現在はシニアツアーを主戦場に戦いながら、YouTuberとしても活躍している。
■奥嶋誠昭
おくしま・ともあき/1980年生まれ、神奈川県出身。これまでに稲見萌寧や木下稜介のコーチを務め、2021年の東京五輪では稲見のキャディとしてバッグを担ぎ、銀メダル獲得をサポートした。現在は横浜市にあるスタジオ、『THE REAL SWING GOLF STUDIO』でプロやアマチュアの指導を行っている。
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●スイング博士のプロコーチ・奥島誠昭と、感覚派のプロゴルファー・横田真一が世界のトッププロのスイング談義を展開。関連記事の【世界のトッププロのインパクトタイプは3つに分類 アマチュアが真似しやすいのは?】では、松山英樹、ローリー・マキロイ、ジョーダン・スピース、ダスティン・ジョンソンらを3つに分類している。