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パット巧者の青木瀬令奈が、“レベルブロー”に打つために取り入れている不動裕理の練習法

パット巧者の青木瀬令奈が、“レベルブロー”に打つために取り入れている不動裕理の練習法

昨年、自身初の複数回勝利を挙げ、年間獲得賞金もキャリアハイを記録した青木瀬令奈が、このオフに重点的に取り組んだパッティング練習とは?

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年2月28日 14時00分

当たり前に思えるかもしれないが、ロフト通りに打つことがきれいな順回転を生み、カップインの確率を高める。
当たり前に思えるかもしれないが、ロフト通りに打つことがきれいな順回転を生み、カップインの確率を高める。 (撮影:佐々木啓)
両肩を水平に保って打つことがレベルブローのカギ

両肩を水平に保って打つことがレベルブローのカギ (撮影:佐々木啓)

昨年、自身初の複数回勝利を挙げ、年間獲得賞金もキャリアハイを記録した青木瀬令奈。2月8日には31歳の誕生日を迎えたが、昨年からトレーニングに力を入れるなど、進化を続けている。飛距離が出ない青木にとって、フェアウェイキープ率とパッティングが生命線。このオフは自分の武器をさらに磨く練習に取り組んでいた。

「今年、さらに優勝を重ねるにはパットで長い距離を入れることがポイントになると思っています。そのためには順回転の球を打つことが大事。当たり前と思うかもしれませんが、構えたときにできるロフト角で打つ必要があります。ロフトがそれ以上寝たりすると、きれいな順回転にならないからです」
 
ロフト通りに構えてロフト通りに打つ。簡単に聞こえるかもしれないが、ツアープロレベルになると、ほんの少しのズレが勝敗を分けることもある。青木が転がりのいいボールを打つために、重点的に練習したのはレベルブロー。「両肩を水平に保って軸をブラさずに打てば、レベルブローに振れます。でも右肩が下がるとアッパーブローになりロフトが寝てしまうんです」。

青木が不動裕理を真似て始めたのが、テークバックしないでアドレスの形からフォローを出してボールを転がす練習法

青木が不動裕理を真似て始めたのが、テークバックしないでアドレスの形からフォローを出してボールを転がす練習法 (撮影:佐々木啓)

両肩を水平に保って打つために青木が取り入れているのが、ツアー通算50勝のレジェンドの練習法だ。「私が憧れている不動裕理さんが行っている、テークバックしないでアドレスの形からフォローを出すドリルがあります。テークバックしないので、手先ではなく体感を使って振れる。両肩を水平に保って打てるようになります」。
 
今週からいよいよ新シーズンが開幕するが、青木が転がりのいいボールでロングパットを沈めるシーンがたくさん見られるだろう。
 
■青木瀬令奈
あおき・せれな/1993年生まれ。群馬県出身。昨シーズンのドライビングディスタンスは全体89位と飛ぶ方ではないが、正確なウッド類とショートゲームを武器に自身キャリア初の年間2勝を挙げた

青木瀬令奈のパッティング連続写真。クロスハンドということもあり、低く長いフォローが出ている
青木瀬令奈のパッティング連続写真。クロスハンドということもあり、低く長いフォローが出ている
青木瀬令奈のパッティング連続写真。クロスハンドということもあり、低く長いフォローが出ている
青木瀬令奈のパッティング連続写真。クロスハンドということもあり、低く長いフォローが出ている
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青木瀬令奈のパッティング連続写真。クロスハンドということもあり、低く長いフォローが出ている (撮影:佐々木啓)

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