佐伯三貴 パッティングで気をつける3つのポイント【動画リンク有】
今回のテーマは“パッティング”。 ボール位置や構え方、ストロークの仕方など、佐伯三貴がパッティングで気をつけている3つのポイントを解説。さらには手打ちを防ぐ練習法を紹介します。
配信日時:2023年3月10日 01時06分
パッティングで気をつける3つのポイント
パッティングで気をつけていることをスコアメイク、スコアアップに不可欠なパッティングを参考にして、レベルアップに繋げていただけたらなと思っています。まずは2歩くらいの距離です。
スコアに直結する距離だと思うんですけど、この2mをいかに大事に、なおかつ確率を上げて入れるには、というレッスンをしていきます。
まず目の下にボールがあれば、あまり目より内側に入るというのはよくないです。ちょっと窮屈なアドレス、ストロークになってしまうので、なるべく目線の下で構えます。わかりにくい場合は、自分の目の前にボールを置いて、落としたところが自分の目線なので、まずはそこを見つけてもらって、そこにセットアップしてもらいます。
そこから手のひらを上に向けて前に出して、そのままワキの下に手をつけて、手のひらをパチンとつけてそのまま前傾するとパターのアドレスになれます。
どうしてもワキが空いたりして、ストロークが安定しなかったりするので、ワキの下に手をつけて、手のひらをパチンとくっつけて前傾した形がパッティングのアドレスのベースです。
手元の形が変わってしまう人がいるので、同じところに戻ってくるには、手先ではなく、肩が動かないと難しいです。
練習でシャフトをワキに挟んだりとかして、背中を使うイメージをしっかり持って、目の位置からボールを落として、自分の目線を確認して、腕をワキにつけ手のひらを合わせて前傾しアドレスを確認し、手先ではなく背中がしっかり動いているか確認します。
その3点を気をつけてちょっと打ってみます。打つ時に頭が一緒に行ってしまわないように、これくらいの距離だと左耳で音を聞くぐらいの感じで大丈夫です。
本当に私たちでも緊張すると、手を使ってしまう時があるんですけど、そういう時ほど背中やお腹、体を意識して頭を絶対動かさない意識をすることです。本当に2mという大事な距離の確率が上がると思います。
手打ちを防ぐ練習法
バックスイングを取らずに打ちます。手でやるとこうやって、球って結構行ってしまいます。右の腰がフって動くぐらいのイメージで打てると、ポーンって飛んでいくんじゃなくて、ドロロロみたいな感じのイメージです。
バックスイングなしで、頭を動かさずに手を使わないで、背中、お腹で球を押してあげると、右腰あたりがキツくなってくると思います。右腰あたりがキツければOKです。それが何にも感じないなって思ったら、手打ちしている可能性があります。
右腰あたりがきついと感じるところを探してもらって、お腹と背中に力を入れて、バックスイングなしでスッと打ってみてください。
もう一伸びするコロがりの良い球を打ちたい時
右足の内側だけちょっと踏み込みます。靴の中で少しだけ踏み込みます。普通のアドレスから、ちょっと右足の内側を踏み込んでダウンブローで打ちたいです。でもこれでダウンブローに打ちたいからって、手元でハンドファーストにすると、パーンといってしまいやりすぎです。右にプッシュしてしまいます。
アドレスで形を作ったら、上半身はいつもと同じ動きをすると、いつもより球足は伸びると思います。
詳しい内容は動画をご覧ください。
■佐伯三貴(さいき・みき)。1984年生まれ。東北福祉大学出身、ツアー7勝の実力者。だが、2015年に右手関節炎及びCM関節炎を発症したため公傷制度を利用して4月から欠場。約1年間ツアーから姿を消した。加えて復帰戦となるはずだった16年の『KKT杯バンテリンレディス』が震災により中止となるトラブルにも見舞われ、結局翌週の『フジサンケイレディス』で復帰。その後は『ニッポンハムレディス』で2位に入るなどしっかりとシード権を獲得した。広島出身らしくカープのファンで、選手との親交も深い。
佐伯三貴レッスン動画
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#1 | 佐伯流スイングの秘密 |
#2 | ドライバー編 初心者が気をつけたい2つのポイント |
#3 | フェアウェイウッド編 払い打つためのポイント |
#4 | アプローチ編 チャックリとトップを防ぐ打ち方 |
#5 | パッティングで気をつける3つのポイント ←本記事の動画はコチラ |