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「スライスを直すにはバックスイングが一番大事です」稲見萌寧

「スライスを直すにはバックスイングが一番大事です」稲見萌寧

稲見萌寧も、調子が悪くなるとコスリ球が出てくるという。そんなときに決まってやる「カット打ちを防ぐルーティン」を教えてもらった。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年9月25日 03時16分

【手順1】左手だけでテークバックすると、上半身と下半身の捻転差ができる。このトップからなら、オンプレーンにクラブを下ろしやすい
【手順1】左手だけでテークバックすると、上半身と下半身の捻転差ができる。このトップからなら、オンプレーンにクラブを下ろしやすい

スライスの原因はカット打ち。それを直そうとしてクラブの振り下ろし方を試行錯誤している方がよくいますが、大事なのはむしろ正しいテークバックから理想的なトップを作ることなんです。というのも、手先だけでクラブを上げると上半身と下半身の捻転差が作れず、カット打ちになりやすい。捻転差を作ってコンパクトなトップを作れれば、オンプレーンに下ろしやすく、スライスも直るんです。

そのために練習や試合中にいつもするのが、左手だけでクラブを持ってトップを作り、右手を添えるというルーティンです。これをすることで左手と上体を一体化させて上げる動きが覚えられます。このとき、左手をできるだけ長く使って上体を大きく回すことが大事。正しい上げ方ができているかの確認もできます。手元は耳ヨコの高さでOKです。

また、両手を胸の前でクロスさせて行うシャドースイングもよくします。これを行えば、軸を保ったままダウンスイングに入るという正しい動きが体感できますよ。

【手順1】左手だけでテークバック

左手でクラブを持って、左腕と上体を一体化させて上げる。左ヒジを曲げずに左肩を深く回そう

【手順2】左手に右手を添えてトップを作る

左手だけでトップを作ってから右手をグリップ。手元が体の幅から外れない理想的なトップができる

稲見萌寧
いなみ・もね/1999年生まれ、東京都出身。2020-21年にツアー9勝を挙げて賞金女王に輝く。昨季は2勝を挙げてメルセデス・ランキング3位にランクイン。Rakuten所属

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