飛距離342ヤード! 世界一のドラコン女子プロが気付いた「お腹は横に回しちゃダメ」
ツアープロを目指していた大和田紗羅が、ドラコン競技に出場するようになって気が付いたことがある。飛ばせる選手は、お腹を横に回していないのだ。いったいどういうことなのか? 詳しく教えてもらおう。
配信日時:2023年9月1日 06時31分
私が海外のドラコン選手を見て学んだことですが、飛ばせる選手はお腹の回し方が違うんです。バックスイングでは右上、フォローでは左上と斜めに回しています。
テークバックでお腹を右上に回すと、左肩が下がって右肩が上がるので前傾角度をキープしたままバックスイング、トップの形を作れます。インパクトからフォローにかけてはお腹を左上に回していくと、右肩が低くなるのでインパクトゾーンの軌道が安定するというわけです。
お腹が回れば、胸や肩も一緒に回る。また、お腹を斜め上に回そうとすればテークバックで右足、フォローで左足を踏むので下半身も使えるようになります。スイングが安定しつつ、そのまま飛距離アップにつながる。横方向にお腹を回すイメージを持っているゴルファーがほとんどだと思いますが、ぜひ試してみてください。ショットが安定すると、ゴルフがグンと楽しくなりますよ。
大和田紗羅
おおわだ・さら/1994年6月7日生まれ、福島県出身。昨年、ドラコン世界一を決める「PLDA女子ドラコン世界選手権」で日本人初優勝。公式最長記録は342ヤード。LPGAティーチングプロA級取得者