ふんわりアプローチは、アドレスの一工夫で簡単に打てる
アプローチの幅が広がる“ふんわり球”。なんだか難しそうだけど、簡単に打てる方法がありました。
配信日時:2023年9月27日 07時55分
下り傾斜やエッジからピンまでの距離が近いときに重宝するふんわりアプローチ。出球がソフトでグリーンに落ちてからもゆっくりコロがるので、距離感が合わせやすくマスターすれば寄せワン率が高まります。
フェースを大きく開いてカットに振って……というのは難易度が高いですよね。大丈夫、フェースを大きく開くのは同じですが、左手首を甲側に曲げて構え、その角度を保ったまま振れば、やさしく打てます。
まずはアドレスで左手首を甲側に曲げて、フェースを開いたクラブを上から抑え込むように握りましょう。左手のナックルが3、4つ見える強いフックグリップになって、左手の甲が目標方向ではなく、自分を向いていればOK。スイング中は、常に左手の甲が自分に向くように、手首の角度を変えないように意識します。簡単にヘッドがボールの下を潜るはずです。
距離感はフェースの開き加減とスイングスピードで調整できます。この打ち方ならフェースの動きが安定するので、ピンが手前でも緩まず振れる。距離感の合うふんわりアプローチが打てますよ。
大山トギ
おおやま・とぎ/1983年生まれ。東京都出身。オーストラリアに留学しゴルフを学んだ。分かりやすく即効性のあるレッスンが人気。2020年PGAティーチングアワード最優秀賞を受賞