バンカー越えのアプローチ 左手小指側2本を緩めたら距離感が合う!?/平田憲聖のプロテク
今季2勝を挙げた新星・平田憲聖は、リカバリー率7位のアプローチ名人。「バンカー越えからスピンをかけて寄せられる」というトッププロの寄せ技を教えてもらった。
配信日時:2023年12月4日 07時39分
バンカー越えのアプローチなどでは、スピンをかけてキュキュッと止まるショットが打てれば、寄せワンも狙いやすくなります。
スピンをかけたいときに大切にしているのは、テコの原理を生かしてヘッドを走らせること。両手を離して握り、左手を固定したまま振り上げると、ヘッドが速く下りますよね。この原理を生かしたいんです。
大事になるのは、グリップの力感です。特に左手下側2本は緩めて振ると、テコの要領を使って振れます。つまり、ヘッドが走ってしっかりスピンが入る。この2本の指をしっかり握ると手元が先行してしまうので、気を付けてください。
注意したいのは、体重移動をしっかり行うこと。右足体重のままヘッドを走らせようとするとダフリます。腰を回しながら左足体重で打つようにしましょう。
平田憲聖
ひらた・けんせい/2000年生まれ、大阪府出身。2022年にルーキーながらシード獲得。今季ツアー初優勝。7月末には日本プロゴルフ選手権でメジャー初制覇を果たした。ELECOM所属