日本人最年長シードの藤田さいき このオフに“パームグリップ”にチェンジしていた!
日本人最年長シードとして2024年シーズンに臨む38歳の藤田さいき。このオフには「ケガをしないスイングを作る」をテーマに掲げ、コーチを務める兄・頼藤勇樹氏のもとでスイング改造に取り組んだ。その中身とは?
配信日時:2024年2月24日 01時35分
日本人最年長シードとして2024年シーズンに臨む38歳の藤田さいき。このオフには「ケガをしないスイングを作る」をテーマに掲げ、コーチを務める兄・頼藤勇樹氏のもとでスイング改造に取り組んだ。22日(木)発売のゴルフ雑誌ALBA887号では、藤田本人がその中身について語っている。
「私のスイングはもともと積極的に体重移動を使う2軸のスイングで、手を使いすぎていたため、方向性や距離感が不安定で手首やヒジへの負担もあった。そこで、このオフはスイングを1軸にしてグリップをフィンガーからパームに変えました。体と手元の一体感が増しましたね」
指先でクラブを握るフィンガーグリップがツアーでは主流。そのほうがクラブを自由に動かせるのでフェースターンを使いやすいが、やりすぎて左へのミス、チーピンが出ることもあった。効率重視の1軸スイングを目指す過程で、手のヒラで握るパームグリップに変更し、フェースローテーションを抑える狙いがある。
「1軸で振るために意識しているのは、股関節を上下に動かして体全体を使って振ること。私は股関節周りが硬いので、左右のヒザを前に出して、股関節を上下に動かしています」
スイング改造は順調な様子でナイスショットを連発していた藤田。昨年のドライビングディスタンスはツアー全体18位(249.06ヤード)で若手にも引けをとらない。来週の「ダイキンオーキッドレディス」で開幕する24年シーズンは、新スイングでツアー7勝目を目指す。
■藤田さいき
ふじた・さいき / 1985年生まれ、静岡県出身。22年には11年ぶりにツアー通算6勝目を挙げた。昨年は20歳前後の若手が台頭する女子ツアーにおいて、日本人最年長の38歳でシードを獲得。JBS所属。
◇ ◇ ◇
●今春、高校を卒業しプロ1年目を迎える清本美波は、昨年のプロテストでトップ通過。身長は153センチと小柄だが、平均飛距離は230ヤードを超える。いったいどうやって飛ばしているのか。関連記事【身長153センチでもぶっ飛び! 清本美波のタオルドリル】をチェック!