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    手首のタメを作って強く叩ける! 左手の親指を短く“ショートサム”で握ろう

    「ぶ厚いインパクトを迎えるには、高い所から重力を利用して下ろしたほうが効率的です」と、プロコーチの南秀樹は“高いトップ”を推奨する。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年6月20日 05時03分

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    左手の親指を短くしてショートサムで握ることで、ダウンスイングで親指の付け根にクラブを乗せて下ろす感覚が得られる
    左手の親指を短くしてショートサムで握ることで、ダウンスイングで親指の付け根にクラブを乗せて下ろす感覚が得られる (撮影:田中宏幸)
    • 木村彩子は昨年の途中から高いトップに改造し、重力を利用して上から叩けるようになった
    • 木村彩子は昨年の途中から高いトップに改造し、重力を利用して上から叩けるようになった
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    木村彩子は昨年の途中から高いトップに改造し、重力を利用して上から叩けるようになった
    木村彩子は昨年の途中から高いトップに改造し、重力を利用して上から叩けるようになった
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    木村彩子は昨年の途中から高いトップに改造し、重力を利用して上から叩けるようになった
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    木村彩子は昨年の途中から高いトップに改造し、重力を利用して上から叩けるようになった (撮影:ALBA)

    「低いトップはアマチュアがやると、右プッシュやシャンクが出ます。ぶ厚いインパクトを迎えるには、高い所から重力を利用して下ろしたほうが効率的です」と、プロコーチの南秀樹は“高いトップ”を推奨する。

    実際、南が指導する木村彩子は、もともと低いトップで「下から入ってラフからアイアンが打てなかった」のだが、昨年途中から高いトップに改造して今では「ラフからも打てるようになった」。そして、高いトップから手元を低く下ろし、ぶ厚いインパクトを作るためには握り方も重要となる。「トップは高いのにダウンスイングでクラブが寝て浅い当たりになる。それはグリップに原因があるかもしれません」と南はいう。

    特に左手の親指を短く握ることがポイント。「親指を長く伸ばしてロングサムで握ると、ダウンスイングで手首のコックがほどけて、手元が浮きやすい。それに対して、左手の親指を短くショートサムで握ると、ダウンスイングで親指の付け根にクラブが乗る感覚が得られます」。その結果、ダウンスイングでタメを作って手元を低く下ろすことができるというわけだ。

    左手の親指を他の指に近づけて短く握ることで、ダウンスイングで手首のコックがほどけにくく、手元を低い位置に下ろせて強く叩ける
    左手の親指を伸ばしてロングサムに握ると、ダウンスイングで早く手首のコックがほどけて手元が浮き、当たりが薄くなりやすい
    左手はコブシの2ナックルが見えるくらい少し上からかぶせ、右手はフェース面と手のヒラが同じ向きになるようにヨコから握ろう
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    左手の親指を他の指に近づけて短く握ることで、ダウンスイングで手首のコックがほどけにくく、手元を低い位置に下ろせて強く叩ける (撮影:田中宏幸)

    「そのとき、左手は少しかぶせて、軽く上から握るとフェースが開きにくい。コブシの2ナックルが見えるのが目安です。そして右手のヒラはフェース面と同じ向きになるように握ると、フェースが開いているか、かぶっているかを感じやすくなります」。ダウンスイングで手首の角度がほどけてリリースが早くなり、手元が浮きやすい人は、ショートサムに握って高いトップで振り下ろそう。

    ■南秀樹
    みなみ・ひでき/74年生まれ。香川県出身。プロゴルファーである父の影響でゴルフを始め、名門・香川西高校卒業後にティーチングの道へ。現在は木村彩子のコーチを務めるほか、地元の香川を中心にレッスン活動を行っている。新宿中央クリニック所属。

    南秀樹がグリップの握り方を解説

    南秀樹がグリップの握り方を解説 (撮影:田中宏幸)

    ◇ ◇ ◇

    ●低いトップからクラブを寝かせて下ろす『シャローイング』を取り入れているプロは多い。しかし、プロコーチの南秀樹は「アマチュアがやると右プッシュやシャンクが出ます」と警鐘を鳴らす。関連記事の【低いトップはパワーがないと無理!? 木村彩子が昨年から“高いトップ”に改造していた!】では、南が指導する木村彩子がなぜ高いトップにしたのか、詳しく紹介している。

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