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本格ゴルフシーズン前に見直したい! 最新『太グリップ』に交換してビシッと振り抜こう!

本格ゴルフシーズン前に見直したい! 最新『太グリップ』に交換してビシッと振り抜こう!

グリップは体とクラブの唯一の接点。実はスイングのしやすさや弾道に直結する超重要ギアだ。そして今、おすすめしたいのが『太グリップ』。両手がしっかり密着することで振り抜きが良くなり、ショットの安定感が増すこと間違いなしだ。 取材協力/サザンヤードカントリークラブ 撮影/田中宏幸 構成/田辺直喜

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年2月26日 15時00分

ゴルファーの手に直接触れる『グリップ』はスイングを変える可能性もある重要ギア。今、おすすめなのは標準より少し太いモデルだ
ゴルファーの手に直接触れる『グリップ』はスイングを変える可能性もある重要ギア。今、おすすめなのは標準より少し太いモデルだ

『太グリップ』全6モデルを同じアイアンに装着してテスト

今回はさまざまなメーカーから発売されている『太グリップ』全6モデルを用意。吊るしのクラブなどに装着されているモノよりも少しだけ太いモデルを厳選し、グリップを握ったときの「硬さ」や「フィット感」、「スイング矯正効果」などを考慮して評価を行った。チェックを行ったのは以下の2名。

■北野正之(左)

実戦的なレッスンが人気のティーチングプロ

きたの・まさゆき/1966年生まれ。スイング理論だけでなく、メンタルの仕組みやマネジメント術など、多彩な知識でアマチュアゴルファーを上達に導く。ラウンドに起こる実戦的なレッスンが得意。


■田辺直喜(右)

QT出場経験を持つゴルフライター

たなべ・なおき/1985年生まれ。JGTOのQTに出場するなど、プロゴルファーを目指した経験を持つゴルフライター。レッスンやギアなど、ゴルフに関する知識は豊富。

上が今回の『太グリップ』で、下が標準的な太さのグリップ。見た目の差はそこまで大きくないが、握ると明らかな差が感じられる

上が今回の『太グリップ』で、下が標準的な太さのグリップ。見た目の差はそこまで大きくないが、握ると明らかな差が感じられる

今回の評価項目

1:硬さ

素材や表面処理、加工によってグリップを握ったときに感じる硬さを5段階で評価

2:フィット感

グリップを握ったときにしっかり手と密着するか、スイング時に滑らないか

3:つかまりの良さ

グリップを装着することでフェースが閉じて、ボールのつかまりが良くなるかどうか

4:スイング矯正効果

グリップを装着して使用することで、スイング矯正の練習する効果が高いかどうか

5:コストパフォーマンス

価格に見合った製品か、お買い得なモノかどうか


スイングや弾道を変える効果が期待できる『太グリップ』はどれか

スイングや弾道を変える効果が期待できる『太グリップ』はどれか

スイング中の悪い動きを矯正してくれる

これまで標準的な太さを使ってきたという北野だが、『太グリップ』の装着されたクラブをテストすると、「スイング的にはメリットしかない」と驚きの表情を見せた。


「グリップの太さがあることで、両手のヒラがしっかり密着してくれます。その分、フェース開閉がしやすくなり、操作性が高まります。返しやすくなる分、ボールのつかまりもよくなりますので、スライスに悩む人にもピッタリです。改めて標準的な太さのグリップを握ると隙間ができる気がして、振りにくさを感じてしまいました。手の感覚とフェースの動きがリンクして、スイング中のフェース向きも感じやすくなりますし、上達を考えてもメリットが大きいですよ」


今回は『太グリップ』の硬さやスイング矯正効果の強さを評価している。ショットの精度を上げる効果も期待できるので、シーズンインする前にグリップ交換を検討してみてはどうだろうか。

ボールのつかまりが良くなり、フェースが感じられて、操作性も高まる。『太グリップ』を装着するメリットはとても大きい

ボールのつかまりが良くなり、フェースが感じられて、操作性も高まる。『太グリップ』を装着するメリットはとても大きい

しっかり握れて打ち込めるゴルフプライド『CPX』がベストバイ!

今回ベストバイを獲得したのはグリップの老舗ゴルフプライドの『CPX ミッドサイズ』だった。素材や表面処理を工夫することで滑らず手に馴染むフィット感が得られ、テーパーも少なめでスイング矯正効果の高いグリップに仕上がっていた。以下にチェックを行った全6モデルを評価順に紹介していく。

スイングを直したい、ショットの精度を上げたいと考えるなら『CPX ミッドサイズ』がおすすめだ

スイングを直したい、ショットの精度を上げたいと考えるなら『CPX ミッドサイズ』がおすすめだ

【評価S+】ゴルフプライド『CPX ミッドサイズ』

柔らかい質感の素材に凸凹を付けることで手のヒラに気持ち良くフィットするベストバイ

柔らかい質感の素材に凸凹を付けることで手のヒラに気持ち良くフィットするベストバイ

実勢価格 2,530円

評価 S+

重さ:66グラム

コアサイズ:M60R

バックライン:無


硬さ:2

フィット感:🌸

つかまり:◎

スイング矯正力:🌸

コスパ:◎

柔らかい素材を使っているが、グリップのサイドにある凸凹が手のヒラにフィットして高いグリップ力を発揮してくれる。上下に長く、下部にしっかり太さがあるのでグリップを短く握ってもスイングしやすい。

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【評価S+】ゴルフプライド『MCC TEAMS PLUS4 ミッドサイズ』

コードの入った複合素材のグリップで、ソフトに握っても滑らずフェース面が感じられる

コードの入った複合素材のグリップで、ソフトに握っても滑らずフェース面が感じられる

実勢価格:2,750円

評価:S+

重さ:66グラム

コアサイズ:M60R

バックライン:無


硬さ:3.5

フィット感:🌸

つかまり:🌸

スイング矯正力:◎

コスパ:◎

右手で握る部分にしっかりとした太さがあり、コード入りで程良い硬さもあるのでソフトに握りやすいグリップ。スイング中にフェースを感じやすく、クラブ操作がしやすいこともメリット。

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【評価S】ゴルフプライド『MCC PLUS4 アライン ミッドサイズ』

赤いデザインのバックラインが左手にハマって、一定した形で握れる

赤いデザインのバックラインが左手にハマって、一定した形で握れる

実勢価格:2,860円

評価:S

重さ:67グラム

コアサイズ:M60X

バックライン:有


硬さ:4

フィット感:🌸

つかまり:◎

スイング矯正力:◎

コスパ:◎

バックラインがあることで左手がしっかりフィットし、グリップの握りがピタッと決まる。常に一定した握りが作れるのでフェース面が感じやすくなり、ボールの方向性も良くなる。

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【評価S】イオミック『Sticky OVERSIZE 3.5』

吸い付くような質感で気持ち良く握れて、スイングできる

吸い付くような質感で気持ち良く握れて、スイングできる

実勢価格:2,090円

評価:S

重さ:50±2グラム

コアサイズ:M60

バックライン:有・無


硬さ:4.5

フィット感:🌸

つかまり:◎

スイング矯正力:◯

コスパ:◎

しっかりとした硬さのある素材だが、表面はしっとりしていて握ると吸い付くような感触。重くなりがちな太めのグリップの中で約50グラムと軽量なので、ヘッドバランスが重くなり過ぎない。

【評価A+】NO1『50シリーズソフト』

滑りにくい素材に強い加工でどんな状況でも滑らず、思い切って振り抜ける

滑りにくい素材に強い加工でどんな状況でも滑らず、思い切って振り抜ける

実勢価格:2,200円

評価:A+

重さ:50±1グラム

バックライン:有


硬さ:5

フィット感:🌸

つかまり:◎

スイング矯正力:◯

コスパ:◎

通常のグリップより少しだけ太く、移行しやすい。しっかり感のある素材で作られた凸凹が手のヒラに引っかかり、強く振ってもグリップが滑らない。豊富なカラー展開も魅力。

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【評価A】ウィン『DRI-TAC LT MID SIZE』

超柔らかい素材のグリップで、インパクト時の衝撃が少なく、手が痛くならない

超柔らかい素材のグリップで、インパクト時の衝撃が少なく、手が痛くならない

実勢価格:2,860円

評価:A

重さ:41.5±2グラム

バックライン:有


硬さ:1.5

フィット感:◎

つかまり:◎

スイング矯正力:◎

コスパ:◯

圧倒的に柔らかい素材のグリップで、インパクト時の衝撃が吸収されるので手が痛くなりにくい。テーパーの少ない構造でグリップ下部が太いので握ると両手に心地良くフィットする。

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自分でグリップ交換に挑戦もおすすめ

新しいグリップへの交換は、グリップカッターなどの専用キットを購入し、自分で挑戦することも可能。使わないクラブに気になるグリップを装着し、振り感をチェックしてみるのも良い。

グリップカッターや交換キットを買えば、誰でも手軽にグリップ交換ができる

グリップカッターや交換キットを買えば、誰でも手軽にグリップ交換ができる

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