飛距離も精度もアップ!球を打つより断然「素振り棒」。人気11モデルを徹底比較
形状や重さ、しなりなど、ゴルフに役立つ機能が詰め込まれた「素振り棒」は、1本は持っておきたいアイテムだ。特に寒〜い冬では闇雲にボールを打つよりも、「素振り棒」を使った方が効率的に飛距離&精度アップすることができるぞ。
配信日時:2024年1月23日 09時13分
全11モデルを実際に振って、どんな効果があるかチェックしました!
今回は様々なメーカーから発売されている「素振り棒」を計11モデル用意。スイングすることでどんな効果が得られるのか、持ち運びのしやすさなどの利便性やコストパフォーマンスなど、多角的な視点で評価を行った。チェックを行ったのは以下の2名。
今回の評価項目
1:飛距離アップ
振ることで筋力アップやヘッドスピードアップにつながる効果がどれほどあるか
2:スイング作り
振ることでスイング軌道を整えたり、テンポを良くする効果がどれほどあるか
3:ストレッチ効果
振ることで筋肉をほぐし、体を温めるなど、ウォームアップの効果がどれほどあるか
4:使い勝手
さまざまな使い方ができたり、狭い場所でも振れるなど、利便性の高さがあるか
5:コストパフォーマンス
素振り棒の性能に対して、販売価格が見合っているか、お得か
目的によって選ぶべき長さや重さが変わる
市販されている『素振り棒』には、さまざまな長さ、重さのモデルがある。海老原秀聡プロは、飛距離アップなのか、スイング作りなのか、目的によって選ぶべきだと話す。
「素振り棒を選ぶ際には、まず長さをチェックすると良いでしょう。長いモノはゆったりと素振りができますので、スイング作りやウォームアップに最適です。シャフト部分がしなるモノを選べば、より効果を高めることができるでしょう。一方で、飛距離を伸ばしたいなら短く、硬いモノがおすすめ。短く、しならないモノを速く振るには絶対的に体幹を使う必要が出てくるため、素振りをするほど、振る力が高まっていくのです。さらに総重量の重いものを選べば、パワーアップの効果が高まります。ただし、それだけ振りこなすことがハードにもなりますので、自分のパワーに合ったモノを選ぶことも大切です」
自分の目的に合った『素振り棒』なら、闇雲にボールを打つよりも、はるかに効率的に上達が可能。この機会にぜひ、自分だけの特別な1本を見つけてほしい。
飛距離アップかスイング作りか欲しい性能で選ぼう!
『ダイヤスイングプロツアー』を使えば、朝イチからビシッと振り切れる
高いウォームアップ効果と飛距離アップ、スイング作りなど、平均して高い性能を持った『ダイヤスイングプロツアー』がベストバイに選ばれた。45インチという長さと先端が走るようにしなる心地良い振り心地は試してみる価値アリだ。以下、全11モデルをおすすめ順に紹介していく。
ダイヤ『ダイヤスイングプロツアー』
実勢価格:15,840円(税込)
総合評価:S
スペック:45インチ、510グラム
飛距離アップ:◎
スイング作り:◎
ストレッチ効果:🌸
使い勝手:○
コストパフォーマンス:○
ドライバーと同じ長さで重量があり、ラウンド前や練習前のウォームアップに最適な素振り棒。先端側に重心があり、素振りをしているとフォローで体が引っ張られる感覚があり、気持ち良く筋肉がほぐれてくれる。
ダイヤ『ダイヤスイングVS』
実勢価格:10,890円(税込)
総合評価:S
スペック:70センチ、505グラム
飛距離アップ:◎
スイング作り:◎
ストレッチ効果:○
使い勝手:🌸
コストパフォーマンス:🌸
先端を回すことで、スイングした時に“カチッ”と鳴るヘッドスピードを調整できる素振り棒。速めに設定して鳴るように振ることでパワーアップすることができるし、遅めに設定して鳴らないように振ることでアプローチの強化も可能となっている。
リンクス『ティーチングプロⅢ BBスティック』
実勢価格:19,800円(税込)
総合評価:S
スペック:44.5インチ、255グラム(本体のみ)、10グラム(SPEED)、30グラム(LIGHT)、50グラム(MEDIUM)、70グラム(HEAVY)
飛距離アップ:🌸
スイング作り:○
ストレッチ効果:🌸
使い勝手:◎
コストパフォーマンス:○
先端にネジ式のウェイトを取り付けることで、重さを変えられる素振り棒。重いモノと軽いモノを交互に振ることで効率的にスピードアップすることができる。重いウェイトを付けておけば、ラウンド前のウォームアップにも最適だ。
ゴルフパートナー『NEXGEN 1スピード(ハード)』
実勢価格:13,200円(税込)
総合評価:A+
スペック:45インチ、326グラム
飛距離アップ:◎
スイング作り:◎
ストレッチ効果:◎
使い勝手:○
コストパフォーマンス:○
中央部分がしなり、持ち手を変えることで重さが変わる素振り棒。テークバックはゆっくり上げてしならせず、切り返しでしならせる練習をすると、スイング全体のテンポが良くなる。効率的に飛ばせるスイングが身に付くぞ。
アドラージャパン『TRI-ONE スイングスティック35』
実勢価格:8,580円(税込)
総合評価:A+
スペック:35インチ、630グラム
飛距離アップ:◎
スイング作り:○
ストレッチ効果:◎
使い勝手:🌸
コストパフォーマンス:◎
片側に重量を配分した素振り棒で、先端が重い状態と軽い状態の2通りのスイングができる。室内でも天井に当たりにくい長さなので、冬にコソ練して、飛距離アップすることも可能だ。
ライト『パワフルスイング』
実勢価格:6,930円(税込)
総合評価:A+
スペック:90センチ、700グラム
飛距離アップ:🌸
スイング作り:○
ストレッチ効果:◎
使い勝手:○
コストパフォーマンス:🌸
重い木製バットにゴルフのグリップを取り付けたロングセラーの素振り棒。振り続けることで体幹が強くなり、確実に飛距離アップできる。キャディバッグに収納できて、コースなどに運びやすいこともポイント。
ひさいスポーツ『ベスコンスイングバット』
実勢価格:14,960円(税込)
スペック:36インチ、550グラム
飛距離アップ:◎
スイング作り:◎
ストレッチ効果:◎
使い勝手:○
コストパフォーマンス:○
バット内部にカランと動くボールが入っていて、鳴らすタイミングでスイングのテンポを作ることができる。また、先端に風穴がついており、スイング時にビュン!と爽快な風切り音が鳴る。
JsDREAM『JsDREAM MANBURI』
実勢価格:14,190円(税込)
スペック:47インチ、320グラム
飛距離アップ:◎
スイング作り:◎
ストレッチ効果:○
使い勝手:◎
コストパフォーマンス:○
クラブに近い重量、振り心地の素振り棒で、先端のフィンの向きを変えることでスイング時の空気抵抗を調整できる。フォローの軌道を直すのに効果的で、空気抵抗大ならアップライトに、空気抵抗小ならフラットに振り抜きやすくなる。
リンクス『フレループ』
実勢価格:17,380円(税込)
スペック:40インチ、525グラム
飛距離アップ:○
スイング作り:🌸
ストレッチ効果:◎
使い勝手:○
コストパフォーマンス:△
シャフトがカーブし、先端に重い球体のついた素振り棒。しっかりフェースを返す動きができないと、スイング時に違和感を感じる。腕のローテーションをしっかり使ったスイングが身に付くので、スライスを矯正する効果が高い。
ダイヤ『ダイヤスイングSS』
実勢価格:7,920円(税込)
スペック:70センチ、500グラム
飛距離アップ:○
スイング作り:◎
ストレッチ効果:○
使い勝手:◎
コストパフォーマンス:◎
ヘッドスピードが20〜25m/sでカチッと鳴るように設定されている。スピードアップよりも、タイミングに集中して素振りをすることができる。室内で使える長さでコストを抑えたい人に最適。
ダイヤ『ダイヤスイングLED』
実勢価格:16,500円(税込)
スペック:75センチ、480グラム(電池を除く)
飛距離アップ:△
スイング作り:◎
ストレッチ効果:○
使い勝手:◎
コストパフォーマンス:○
スイングすると、先端のLEDが光って、軌道が残像のように目に残る。専用ボードの上で振れば、イン・トゥ・インに振り抜く効率的なスイングが身に付く。遊び感覚で、カットに振ったり、インサイド・アウトに振ってみるのもおすすめ。