＜PIFサウジインターナショナル　2日目◇4日◇ロイヤルグリーンズG＆CC（サウジアラビア）◇7048ヤード・パー70＞

PGAツアーにジョインしたのは2016年。同年に欧州・豪州ツアー共催の「オーストラリアンPGA選手権」で優勝して以降、主要ツアーで勝ち星はまだ挙げていない。キャリアの開花を待つ31歳のハロルド・バーナーIII（米国）が、トップランカーが集まるサウジで勝利に近づいた。

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アジアンツアー開幕戦「PIFサウジインターナショナル」の初日に「64」、2日目に「66」と連日の好スコアをマークして、トータル10アンダー・首位タイで予選通過。「今日は堅実なプレーを心がけた。ティショットは狭くはないが、風がこれだけ強く吹くと難しくなるから、いいショットを打ち続けることが大事」と振り返る。

バーナーにとって、本大会へはこれが初出場。「コロナで中々こういう機会が減ってしまったが、世界中でプレーするのは楽しい。色々な場所を見られるのは面白いし、ホームのありがたさも分かる。それに、このコースは素晴らしい」とサウジの空気を楽しんでいる。

オハイオ州出身のバーナーは、米下部ツアーから勝ち上がってきた、PGAツアーでも数少ないアフリカ系米国人。未だツアー優勝こそないものの、持ち前のパワーを生かしたショット力で世界トップの舞台で戦ってきた。今週はPGAツアーでこそないものの、ダスティン・ジョンソン、ザンダー・シャウフェレ（ともに米国）らをはじめ、米ツアーのトップ選手が名前をそろえるフィールド。ここでの活躍は、主戦場での初勝利へ追い風になるはずだ。