<インターナショナルシリーズ・カタール 最終日◇19日◇ドーハGC(カタール)◇7437ヤード・パー72>
カタールのドーハで行われていたアジアンツアーは、全日程が終了した。2位に5打差のリードを持って最終日をスタートしたアンディ・オグレツリー(米国)が「73」とスコアを落としながらもトータル7アンダーで逃げ切り、昨年11月の「インターナショナルシリーズ・エジプト」以来のツアー2勝目。インターナショナルシリーズで2勝した最初の選手となった。
オグレツリーはミシシッピ州出身の24歳。ジョージア工科大学時代の19年には「全米アマチュアゴルフ選手権」を制している。20年にプロ転向するも腰の故障に悩まされた。「いまは痛みなくプレーできていることだけでもすごいことなんだ。ここ数カ月は体の調子もいい。ここでチャンピオンになれてうれしい」と喜んだ。オグレツリーは今年に入ってアジアンツアー3試合で、9位、7位、優勝とトップ10を外しておらず、ポイントレースでもトップに躍り出た。
3打差のトータル4アンダー・2位は、日本ツアーでもプレーしているガン・チャルングン(タイ)。最終日に「68」と猛追し6位タイから順位を上げてフィニッシュした。トータル3アンダー・3位にはスラジット・ヨンチャロエンチャイ、トータル2アンダー・4位にはパチャラ・コンワットマイ(ともにタイ)が入っている。
第3ラウンドで5位に浮上し、前週の金谷拓実に続く日本勢2連勝が期待された谷原秀人は、1バーディ・1ボギーの「72」で回り、トータル1アンダーは最終5位。そのほかの日本勢では、木下稜介がトータル5オーバー・26位タイ、香妻陣一朗と大西魁斗がトータル8オーバー・47位タイ、久常涼がトータル9オーバー・51位タイ、大槻智春がトータル10オーバー・57位タイで大会を終えた。