チャレンジトーナメント、「PGA・JGTOチャレンジカップII in 房総」の初日。首位に立ったのは小平智。8バーディ、ノーボギーの64と最高のスタートを切った。

　「前半、ショットが良くなかったけど、パターが入ってくれました。後半は、ショットも良くなってきて、パターも良かった。3mの距離がポンポン入ってくれて良くかみ合ってくれました。ロングで2つバーディを逃しているので、欲を言えばまだ伸ばせたと言えますけど、そう上手くはいかないです。今日は99パーセントのゴルフが出来たと思います」。自身のゴルフには満足しているようだ。

　小平は、常に3つの目標を頭に入れプレーしている。5バーディ、3パットをしない、ノーボギー。1つ目標を達成できなければ別の目標を立てていると小平は言う。この日は3つの目標を全て達成する完璧なゴルフだった。

　2010年『鳩山カントリークラブ・GMAチャレンジトーナメント』で当時アマチュアながらチャレンジトーナメント優勝を成し遂げた小平。その後、ツアープレーヤーに転向したものの優勝はまだない。

　「あの時は勢いで優勝してしまった感じはあるけど、プロになって優勝する難しさを感じています。あの時も初日8アンダーでしたけど、今回とは内容が違います。優勝すれば成長したと言えるかもしれないけど、優勝は意識せず、3つの目標を達成して、5アンダーのスコアを目標に回りたいと思います」

　小平にとってのチャレンジトーナメント2勝目は自身の目標を達成できるかが鍵を握っている。