＜全米オープン　3日目＞◇14日◇トーリーパインズゴルフクラブ(7,541ヤード・パー71)

　決勝ラウンドを向えたメジャー第2戦目「全米オープン」。首位に1打差でスタートしたタイガー・ウッズ(米国)が、左ヒザの痛みに耐えながらのラウンドで、2イーグル・2バーディ・3ボギー・1ダブルボギーとスコアを1つ伸ばし、トータル3アンダーとして単独首位に躍り出た。

　前半は、2日目と同じようにスロースタートとなったタイガーは、出だしの1番パー4でダブルボギーを叩いてしまう。4番パー4でもボギーとするが、7番パー3ではバーディを奪い返す。後半は12番でボギーとするが、13番パー5では2オンに成功し、グリーン奥からのファーストパットをねじ込み、イーグルを決める。しかし、14番のティショットを打った当たりから、左ヒザが痛む様子を見せていたタイガー。ショットも次第に安定性が落ちてきてこのホールをボギーとする。ティショットを曲げながらも、15番と16番をパーでしのぐ。痛みに耐えながらプレーに対し、神はタイガーに微笑んだ。17番はティショットを左ラフに打ち込み、2打目は深いラフの抵抗をもろに受け、ボールはグリーン周りのラフへ。だが、ラフからのチップショットを直接カップインさせラッキーなバーディを奪い、トータル1アンダーに戻し復活したタイガー。18番もショットを曲げながらも2オンに成功し、イーグルを奪って、トータル3アンダーまで伸ばした。


　2位にはリー・ウェストウッド(イングランド)が、タイガーの1打差につけた。2日目首位だったロッコ・メディエイトは、スコアを2つ落としたものの、首位に2打差の3位につけ、まだまだ優勝圏内に留まっている。

【3日目の順位】
1位:T・ウッズ(-3)
2位:L・ウェストウッド(-2)
3位:R・メディエイト(-1)
4位T:D・J・トラハン(+1)
4位T:G・オギルビー(+1)
6位T:M・A・ヒメネス(+2)
6位T:R・カールソン(+2)
6位T:R・アレンビー(+2)
6位T:C・ビジェガス(+2)
6位T:H･メイハン(+2)
24位T:今田竜二(+6)