<全英オープン 最終日>◇20日◇ロイヤルバークデール(7,180ヤード・パー71)
全世界が見守った、グレッグ・ノーマン(オーストラリア)の史上最年長メジャー制覇の夢は、ロイヤルバークデールに吹く強風によってあと1歩のところでかき消された。米国男子メジャー「全英オープン」の最終ラウンド、単独首位でスタートしたノーマンをとらえたのは、ノーマンと同じ最終組でまわったディフェンディングチャンピオンのパドレイグ・ハリントン(アイルランド)だった。
2打差の2位でスタートしたハリントンは、ノーマンが3連続ボギーとスタートで苦しみスコアを落とす中、粘りのゴルフできっちりパーをセーブし序盤で早くも単独首位に浮上。しかし、中盤に入ると今度はハリントンが苦しい展開。7番ホールから3連続ボギーを叩き、ノーマンに再び首位の座を明け渡してしまう。
それでも10番でパーをセーブして悪い流れを断ち切ると、13番でこの日初のバーディ。さらにスコアを1つ伸ばして迎えた17番パー5では、セカンドショットをカップから約1メートルの位置につけ、土壇場でイーグルを奪取。これで完全に抜け出したハリントンは18番をきっちりパーで締め、史上16人目となる大会連覇の偉業を達成した。
この日のノーマンは、前日までの安定したゴルフが嘘のように最後までリズムに乗れず、結局スコアを7つ落としてトータル9オーバーの3位タイでフィニッシュ。過去に出場したメジャー大会では、土曜日を首位で終えながら、最終日にいつも逆転されることからサタデーグランドスラマーと呼ばれていたノーマン、今回もその汚名を返上することは出来なかった。しかし、今大会での全盛期を彷彿とさせるゴルフは、タイガー・ウッズ不在のメジャーをおおいに盛り上げ、全世界のファンに最高の夢を見せてくれた。
全世界が見守った、グレッグ・ノーマン(オーストラリア)の史上最年長メジャー制覇の夢は、ロイヤルバークデールに吹く強風によってあと1歩のところでかき消された。米国男子メジャー「全英オープン」の最終ラウンド、単独首位でスタートしたノーマンをとらえたのは、ノーマンと同じ最終組でまわったディフェンディングチャンピオンのパドレイグ・ハリントン(アイルランド)だった。
2打差の2位でスタートしたハリントンは、ノーマンが3連続ボギーとスタートで苦しみスコアを落とす中、粘りのゴルフできっちりパーをセーブし序盤で早くも単独首位に浮上。しかし、中盤に入ると今度はハリントンが苦しい展開。7番ホールから3連続ボギーを叩き、ノーマンに再び首位の座を明け渡してしまう。
それでも10番でパーをセーブして悪い流れを断ち切ると、13番でこの日初のバーディ。さらにスコアを1つ伸ばして迎えた17番パー5では、セカンドショットをカップから約1メートルの位置につけ、土壇場でイーグルを奪取。これで完全に抜け出したハリントンは18番をきっちりパーで締め、史上16人目となる大会連覇の偉業を達成した。
この日のノーマンは、前日までの安定したゴルフが嘘のように最後までリズムに乗れず、結局スコアを7つ落としてトータル9オーバーの3位タイでフィニッシュ。過去に出場したメジャー大会では、土曜日を首位で終えながら、最終日にいつも逆転されることからサタデーグランドスラマーと呼ばれていたノーマン、今回もその汚名を返上することは出来なかった。しかし、今大会での全盛期を彷彿とさせるゴルフは、タイガー・ウッズ不在のメジャーをおおいに盛り上げ、全世界のファンに最高の夢を見せてくれた。