世界的な新型コロナウイルス感染拡大にともない、試合の延期・中止が続くゴルフ界だが、30日には欧州男子ツアーの「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」の延期が発表された。

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5月28日から、アイルランドのマウント・ジュリエットCCで4日間行われる予定だった大会は、開催への協議を重ねるなか感染拡大防止などを最優先に考え、今回の決断をくだした。これについて、大会ホストを務める2010年全米オープン王者のグレアム・マクドウェル（北アイルランド）も、「我々にとって非常に重要な大会だが、健康こそ最も考慮しなければならないこと。すべての人々の安全を祈りたい」などコメントを出した。

3月12日からの開催を予定していた「マジカル・ケニアオープン」以来延期が続く同ツアー。すでにアイルランドオープンの前週に予定されていた「メイド・イン・デンマーク」までの延期が決まっていた。当初はこのアイルランドオープンからの再開を見込んでいたが、日に日に感染拡大が続く新型ウイルスの影響を無視することはできず今回の発表に至った。なお代替日程については、状況を見極めながら今後も議論が続けられる。

欧州ツアーのキース・ペリー会長は、「私たちはパンデミック（世界的流行）と戦うために団結する」と改めてツアーとしての意思を表明した。