<ヒーロー・ドバイ・デザートクラシック 3日目◇20日◇エミレーツGC(アラブ首長国連邦)◇7428ヤード・パー72>
DPワールド(欧州)ツアーの“顔”がリーダーボードを駆け上がってきた。首位と10打差から3日目をスタートさせたローリー・マキロイ(北アイルランド)が1イーグル・7バーディ・ボギーなしの「63」と圧巻のラウンドを見せた。
ラフからピン60センチにつける見事なショットを決めてバーディ発進を決めたマキロイは、3番でもバーディを奪うと、7番から3連続バーディ。前半で「30」を叩き出した。
後半10番と13番でもバーディを奪い、迎えた最終18番パー5。2オンを狙ったセカンドショットは、グリーン奥のカラーへ。イーグルパットは13メートルほど残り、下りの難しいラインだったが、パターで転がしたボールはスルスルとピンに吸い込まれ、イーグルを奪取。マキロイは拳を突き上げ、大観衆を熱狂させた。「パターで運に乗ろうという感じだったんだけど、完璧に決まったよ。グリーンに乗った瞬間、思ったほど速くなかったし、完璧だった」と満足の表情で振り返った。
連覇、そして大会4勝目を目指す34歳。「ドバイでは多くの成功を収めてきた。ドバイは僕にとって本当にいい場所だし、ここに戻ってくるのが大好きなんだ。ここでの時間を本当に楽しんでいる。また優勝できたら最高だね」。首位のキャメロン・ヤング(米国)とは2打差の2位タイから逆転優勝を目指す。