<ヒーローインディアンオープン 最終日◇31日◇DLF G&CC(インド)◇7416ヤード・パー72>
DPワールド(欧州)ツアーのインド大会は最終ラウンドが終了。3日間首位を守り、単独首位から出た中島啓太が5バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「73」をマークし、トータル17アンダーで圧勝を飾った。
2位に4打差をつけスタートした中島は出だしの1番でバーディを奪うと、6番までに3つ伸ばし盤石の体制。7番をボギーとするも8番で取り返し、8打のリードを持って後半に入った。
その後はパーを並べるも14番でダブルボギー。それでも続く15番でバウンスバックのバーディ。その後もボギーを3つ叩いたが、大量リードもあって後続を寄せ付けず、4打差をつけ圧勝劇を演じた。
2021年の国内男子ツアー「パナソニックオープン」でアマチュアを優勝を果たすと、22年9月にプロ転向。昨年は3勝を挙げて賞金王に輝き、欧州ツアーの出場権を得た。
今季は欧州を主戦場とし、今大会で6試合目。自身初戦で4位タイに入っている。これでポイントランキングも大きく浮上する見込み。シーズン終了時の同ランキング上位10人に与えられる翌年の米国男子ツアー出場権獲得に向け、春先から上々の滑り出しを切った形だ。
青木功、松山英樹、昨年の久常涼、今年2月の星野陸也に続く欧州ツアー5人目の日本勢優勝。このままシーズンを走り抜けて、米国行きを決めたい。
川村昌弘はスコアを2つ落としてトータル2オーバー・57位で4日間を終えている。