＜マイナビABCチャンピオンシップ　2日目＞◇30日◇ABCゴルフ倶楽部(7,217ヤード・パー72)

　兵庫県にあるABCゴルフ倶楽部で開催されている、国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」の2日目。首位タイスタートの星野英正がスコアを3つ伸ばし、トータル9アンダーで単独首位に立った。2打差の2位タイには藤田寛之、鈴木亨、石川遼の3選手、星野と同じく前日首位だった矢野東はスコアを2つ落としトータル4アンダー7位タイに後退した。

遼、2打差2位タイに浮上！「最終日は最終組で」

　INスタートの藤田は、出だしの11、12番で連続バーディを奪うと15番パー5でもバーディ。18番パー5ではセカンドをグリーン手前の池に入れてしまったが、そこからウォーターショットで3メートルにつけバーディと、圧巻のゴルフも披露した。後半は2番でバーディを奪ってからはブレーキがかかり、6番でボギーを叩いてしまったが「今日は昨日と打って変わって内容のあるゴルフでした」と本人も納得。いぶし銀のゴルフで首位と2打差に詰め寄った。

　「昨日はショットのイメージが全然出来てなくて」と好発進にもやや不満気だったが「今日はスコアを伸ばすためのイメージを持ったままラウンドすることが出来ました」と会心のラウンドを振り返った。「イメージが大切。昨日のようなゴルフで4日間は続かない。今日みたいなゴルフが続けば優勝争いは間違いない」。今季2勝、勝ち方を知っている藤田が上位選手を脅かす。

　首位をキープした星野は出だしの12番でボギーが先行し、14番バーディの後16番でもボギーを叩いたが、18番でしっかり取り戻し後半で3つスコアを伸ばし単独首位でホールアウト。単独首位で決勝ラウンドに進む。