＜三井住友VISA太平洋マスターズ　最終日＞◇15日◇太平洋クラブ 御殿場コース(7,246ヤード・パー72)

　静岡県にある太平洋クラブ御殿場コースで開催された、国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」の最終日。サスペンデッドになっていた第3ラウンドの残りと最終ラウンドが行われ、この日合計23ホールを消化した石川遼はトータル10アンダーでフィニッシュ。4位タイに食い込んだ。

「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る

　第3ラウンドの5番セカンドショットからプレーを再開した石川。いきなり3メートルにつけてチャンスを迎えたがボールはカップに蹴られパー。その後も9番まですべてチャンスをモノに出来ずトータル7アンダーで第3ラウンドを終えた。

　最終ラウンドが始めるまでのインターバルの間、石川はパットの修正を行いスタートしたが、2番で3パットを叩いてしまいスコアを落としてしまう。しかし、3番パー5で最初のバーディを奪うと5、8番でもバーディを奪い9番でボギーとするもトータル8アンダーで前半を折り返す。「ストロークは悪くなかったので、第一感を大事にしてラインを読んだらスパットを見つけてすぐに打った」というパットは後半に入ると徐々に良くなり、大事な場面で決まりだした。

　トータル9アンダーで最終18番パー5を迎えた石川は「今までこのコースをまわった中で一番飛んだ」という約350ヤードのビッグドライブ放ち、残り150ヤードのセカンドショットをピッチングウェッジで2オンに成功。大勢のギャラリーが見守る中のイーグルトライは惜しくも決まらなかったがバーディフィニッシュ。首位とは3打差の4位タイ、大台の2桁アンダーに乗せて4日間を締めくくった。