＜ダンロップフェニック　初日＞◇19日◇フェニックスカントリークラブ(7,010ヤード・パー71)

　宮崎県にあるフェニックスカントリークラブで開幕した「ダンロップフェニックス」。右手首の痛みをおして賞金王に向けて大事な一戦に臨んだ池田勇太だったが、初日は苦しいゴルフとなった。

悩み多き男、久保谷が6アンダー首位！V・シンは31位タイ

　スタートの10番でいきなりダブルボギーを叩くと、続く11番パー3でもダブルボギー、さらに12番では3パットのボギーと初めてのダンロップフェニックスは最悪のスタートとなる。しかし、「70％にも満たない状態」という手首の痛みとも戦いながらその後は執念のプレーをみせる。15番でバーディを取り返すと、ハーフターン後の3番でもバーディを奪取。結局出だしの12番以降は1つのボギーも叩かず3オーバーでホールアウトし、「つまづいたけど、2つ返すことが出来たし、その後はボギーも打たなかった。明日につなげていけると思います」と60位タイにも納得といった様子だ。

　賞金王レースでは石川遼に首位を明け渡しその差は約550万円。初日は出遅れてしまったが、賞金ランキング首位を走る18歳もこの日は足踏みでまだまだ手が届く位置だ。「また明日、新たな気持ちでプレーするしかない」まずは予選通過を目指し勝負の2日目に挑む。

【初日の順位】
1位：久保谷健一(-6)
2位T：片山晋呉(-3)
2位T：山下和宏(-3)
2位T：小田龍一(-3)
2位T：甲斐慎太郎(-3)
2位T：宮里聖志(-3)
2位T：松村道央(-3)
8位T：伊澤利光(-2)他5名