<ダンロップフェニックス 3日目>◇21日◇フェニックスカントリークラブ(7,010ヤード・パー71)
宮崎県にあるフェニックスカントリークラブで開催されている、国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」は3日目の競技を終了。過去4人しか日本選手が優勝していない今大会、今年もやはり海外選手が上位に浮上してきた。トータル8アンダー首位には欧州ツアー2部組織のチャレンジツアーで賞金ランク1位のエドアルド・モリナリ(イタリア)、1打差の2位タイに昨年度欧州男子ツアー賞金王のロベルト・カールソン(スウェーデン)が浮上した。そしてこの欧州勢対決に割ってはいるのがトータル7アンダーでカールソンと並ぶ久保谷健一だ。
遼、上を目指す気持ちとは裏腹に、スコア伸ばせずイライラ…
初日3打差をつけ単独首位と好スタートを切った久保谷だが、2日目は1つスコアを伸ばすにとどまり集団に飲み込まれた。この日も4番でティショットを曲げて林に打ち込みボギーとすると、6番ショートではまさかの4パットでダボ、さらに8番でもティショットを曲げてボギーを叩き前半だけで4つスコアを落とす大乱調。「2番で曲げてからはもう右に左に交互に曲げて。スイング直しているうちにパットもひどくなって」と好スタートを切るも尻すぼみになっていく、いつものパターンにはまりかけた。
しかし、後半12番でこの日初バーディを奪うと息を吹き返す。16番で下りの難しいラインをねじ込みバーディ、さらに最終18番パー5ではセカンドショットをカラーまで運び、約7メートルをパターで放り込んで「入っちゃいました」と本人も驚くイーグルフィニッシュ。「1回死んでよく生き返ってきたね」前半の出遅れを取り戻すナイスカムバックで、終わってみれば首位と1打差をキープしてみせた。
だが当の久保谷は好位置を死守したにも関わらず「ショートパットがやっぱり上手く打てない。過去の4勝はパットに不安はなかったし」と初日からあいかわらず歯切れが悪い。会見で“今日の勢いで明日も?”と聞かれても「明日につながればいいんですけど、今から練習してみないとね」とどこまでもネガティブ。「今日みたいな展開は最終日の僕のパターンなんで、明日はもう少し変わるかな?」最後に少しだけ前向きな言葉を聞くことができたが果たして…。大会名のフェニックス(不死鳥)のようにがけっぷちから復活してきた久保谷の奮闘に期待したい。
宮崎県にあるフェニックスカントリークラブで開催されている、国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」は3日目の競技を終了。過去4人しか日本選手が優勝していない今大会、今年もやはり海外選手が上位に浮上してきた。トータル8アンダー首位には欧州ツアー2部組織のチャレンジツアーで賞金ランク1位のエドアルド・モリナリ(イタリア)、1打差の2位タイに昨年度欧州男子ツアー賞金王のロベルト・カールソン(スウェーデン)が浮上した。そしてこの欧州勢対決に割ってはいるのがトータル7アンダーでカールソンと並ぶ久保谷健一だ。
遼、上を目指す気持ちとは裏腹に、スコア伸ばせずイライラ…
初日3打差をつけ単独首位と好スタートを切った久保谷だが、2日目は1つスコアを伸ばすにとどまり集団に飲み込まれた。この日も4番でティショットを曲げて林に打ち込みボギーとすると、6番ショートではまさかの4パットでダボ、さらに8番でもティショットを曲げてボギーを叩き前半だけで4つスコアを落とす大乱調。「2番で曲げてからはもう右に左に交互に曲げて。スイング直しているうちにパットもひどくなって」と好スタートを切るも尻すぼみになっていく、いつものパターンにはまりかけた。
しかし、後半12番でこの日初バーディを奪うと息を吹き返す。16番で下りの難しいラインをねじ込みバーディ、さらに最終18番パー5ではセカンドショットをカラーまで運び、約7メートルをパターで放り込んで「入っちゃいました」と本人も驚くイーグルフィニッシュ。「1回死んでよく生き返ってきたね」前半の出遅れを取り戻すナイスカムバックで、終わってみれば首位と1打差をキープしてみせた。
だが当の久保谷は好位置を死守したにも関わらず「ショートパットがやっぱり上手く打てない。過去の4勝はパットに不安はなかったし」と初日からあいかわらず歯切れが悪い。会見で“今日の勢いで明日も?”と聞かれても「明日につながればいいんですけど、今から練習してみないとね」とどこまでもネガティブ。「今日みたいな展開は最終日の僕のパターンなんで、明日はもう少し変わるかな?」最後に少しだけ前向きな言葉を聞くことができたが果たして…。大会名のフェニックス(不死鳥)のようにがけっぷちから復活してきた久保谷の奮闘に期待したい。