<カシオワールドオープン 初日>◇26日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,300ヤード・パー72)
賞金王獲りへ大事な一戦となる国内男子ツアー「カシオワールドオープン」が高知県にあるKochi黒潮カントリークラブで開幕。現在賞金ランキング1位を走る石川遼が南国・高知で頂点へ向け好スタートを切った。石川は出だしの12番でティショットのミスからボギーを叩く不安定な立ち上がり。しかし、なんとかイーブンパーで前半を終えると尻上がりに調子を上げる。4番のバーディでスコアを1アンダーとすると、6番から圧巻の3連続バーディを奪取。不安定なドライバーに悩まされて苦しい序盤となったが終わってみれば首位と3打差の8位タイと絶好の位置につけた。
「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る
復調のきっかけとなったのは3番。ティショットを打ち終わったあとどうしてもバックスイングのタイミングが合わないことをキャディに相談すると「いつもよりボールが左足寄りにあるよ」と指摘を受けた。これを受けボールの位置をやや内側に修正するとショットに精度が戻る。4番ではティショットがフェアウェイ、そこからピンそばにつけバーディ、5番ロングでもティショットはベストポジションに。そして、6番、7番、8番とすべて5メートル以内のチャンスにつけると、パッティングにもリズムが生まれボールは次々とカップに吸い込まれた。
「ドライバーの出来は30点、40点くらい」と自己採点するように、今までの高弾道から低く強い弾道に変えるためスイング改造の真っ最中のドライバーは現状では安定感に欠ける。それでも「今は曲がっているけど、次に真っすぐ飛んだ時は10ヤード飛距離が伸びているかもしれない。それを楽しみにして怖がらずにやりたいですね」と常に先を見据える18歳は賞金王争いの中にいてもチャレンジを途中で断念するつもりはない。ここ高知には地の利もある。今大会のコースは幸い太平洋を望む広大なコースレイアウトで、ラフも深くなくティショットのミスには寛容。「広めのコースでラッキーでしたね。あんなに曲がってアンダーでまわってこれるのはない」と石川自身も自覚しており、新スイングを試すには絶好の場所だ。
ここ数週間は思うようにいかないラウンドが続いて「インターバルでもマイナスなことばかり考えてしまっていた」と会見で心情を語るなど思うようにいかない苦しみの中にいた石川。それだけに「曲がってもアイアンとパットでカバー出来た。今日はここ最近にはない良いゴルフ」とこの久々の好スタートに手応えを得て気持ちも上向いてきている。「この幸運を生かして、明日からはしっかりドライバーを打っていきたい」代名詞にもなっているドライバーショットは石川の心のもやを振り払うことが出来るか。明日9時ちょうどスタートの第2ラウンドに注目が集まる。
賞金王獲りへ大事な一戦となる国内男子ツアー「カシオワールドオープン」が高知県にあるKochi黒潮カントリークラブで開幕。現在賞金ランキング1位を走る石川遼が南国・高知で頂点へ向け好スタートを切った。石川は出だしの12番でティショットのミスからボギーを叩く不安定な立ち上がり。しかし、なんとかイーブンパーで前半を終えると尻上がりに調子を上げる。4番のバーディでスコアを1アンダーとすると、6番から圧巻の3連続バーディを奪取。不安定なドライバーに悩まされて苦しい序盤となったが終わってみれば首位と3打差の8位タイと絶好の位置につけた。
「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る
復調のきっかけとなったのは3番。ティショットを打ち終わったあとどうしてもバックスイングのタイミングが合わないことをキャディに相談すると「いつもよりボールが左足寄りにあるよ」と指摘を受けた。これを受けボールの位置をやや内側に修正するとショットに精度が戻る。4番ではティショットがフェアウェイ、そこからピンそばにつけバーディ、5番ロングでもティショットはベストポジションに。そして、6番、7番、8番とすべて5メートル以内のチャンスにつけると、パッティングにもリズムが生まれボールは次々とカップに吸い込まれた。
「ドライバーの出来は30点、40点くらい」と自己採点するように、今までの高弾道から低く強い弾道に変えるためスイング改造の真っ最中のドライバーは現状では安定感に欠ける。それでも「今は曲がっているけど、次に真っすぐ飛んだ時は10ヤード飛距離が伸びているかもしれない。それを楽しみにして怖がらずにやりたいですね」と常に先を見据える18歳は賞金王争いの中にいてもチャレンジを途中で断念するつもりはない。ここ高知には地の利もある。今大会のコースは幸い太平洋を望む広大なコースレイアウトで、ラフも深くなくティショットのミスには寛容。「広めのコースでラッキーでしたね。あんなに曲がってアンダーでまわってこれるのはない」と石川自身も自覚しており、新スイングを試すには絶好の場所だ。
ここ数週間は思うようにいかないラウンドが続いて「インターバルでもマイナスなことばかり考えてしまっていた」と会見で心情を語るなど思うようにいかない苦しみの中にいた石川。それだけに「曲がってもアイアンとパットでカバー出来た。今日はここ最近にはない良いゴルフ」とこの久々の好スタートに手応えを得て気持ちも上向いてきている。「この幸運を生かして、明日からはしっかりドライバーを打っていきたい」代名詞にもなっているドライバーショットは石川の心のもやを振り払うことが出来るか。明日9時ちょうどスタートの第2ラウンドに注目が集まる。