30度を超える暑さの中で行われた「RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント」は気温に負けない熱戦となり、出水田大二郎がプロ転向8年目にしてうれしい初優勝を挙げた。同じ九州は鹿児島出身の25歳は、なぜ芥屋ゴルフ倶楽部で初めて勝つことができたのか。コースセッティングを務め、テレビ解説も務めた田島創志が深層を語る。
【写真】初優勝の出水田大二郎はHKTの前でデレデレ?
■世界で戦える選手になって欲しい コースセッティングに込めた思い
今シーズンは例年以上に気温が高く、集中豪雨などもあったが、全体を見れば雨が少なかった。それでも芥屋ゴルフ倶楽部は、フェアウェイからラフ、バンカーに至るまで日本トップクラスで世界に誇れるトーナメントコースに仕上がった。名物である高麗グリーンも硬さがあり、速さもある。フェアウェイから打たなければ止まらない、技術の差が出る現代のゴルフにあった仕上がりで選手を迎え撃った。
「青木功会長の意思を私なりに解釈して、小平智選手のようなアメリカでも戦える選手を作りたいと思ってコースセッティングをしています。もちろん興業という側面も考慮しつつ、飛距離が出せてスピンの多い選手に上位に入ってもらい夢を持たせたい。人が打てないような球を打ったり、パワーで圧倒させるというのも必要なことだと思って、コースの皆さんと一緒にセッティングをしました」(田島)。
それを踏まえてピンポジションにもこだわった。「しっかりしたフェードで止める球が打てないと勝てない最終日にしました。ただし、グリーンに硬さがあるので、ピンはそこまで振っていないんです」。逆に視覚効果を利用した。田島が例に挙げたのが最終日の1番パー4。手前21.0ヤード、左横4.0ヤードに切られたホールである。
【写真】初優勝の出水田大二郎はHKTの前でデレデレ?
■世界で戦える選手になって欲しい コースセッティングに込めた思い
今シーズンは例年以上に気温が高く、集中豪雨などもあったが、全体を見れば雨が少なかった。それでも芥屋ゴルフ倶楽部は、フェアウェイからラフ、バンカーに至るまで日本トップクラスで世界に誇れるトーナメントコースに仕上がった。名物である高麗グリーンも硬さがあり、速さもある。フェアウェイから打たなければ止まらない、技術の差が出る現代のゴルフにあった仕上がりで選手を迎え撃った。
「青木功会長の意思を私なりに解釈して、小平智選手のようなアメリカでも戦える選手を作りたいと思ってコースセッティングをしています。もちろん興業という側面も考慮しつつ、飛距離が出せてスピンの多い選手に上位に入ってもらい夢を持たせたい。人が打てないような球を打ったり、パワーで圧倒させるというのも必要なことだと思って、コースの皆さんと一緒にセッティングをしました」(田島)。
それを踏まえてピンポジションにもこだわった。「しっかりしたフェードで止める球が打てないと勝てない最終日にしました。ただし、グリーンに硬さがあるので、ピンはそこまで振っていないんです」。逆に視覚効果を利用した。田島が例に挙げたのが最終日の1番パー4。手前21.0ヤード、左横4.0ヤードに切られたホールである。