<ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目>◇4日◇東京よみうりカントリークラブ(7,016ヤード・パー70)
「なんとかアンダーでまわりたかった」しかし、意気込む石川遼の気持ちは最後まで空回り。賞金ランキング1位で迎えた最終戦は2日連続最下位と厳しいものになった。
勇太、耐えて耐えて…イーグル!7オーバー22位タイ浮上
やや風が強いながらも、冷たい雨が降った初日とは打って変わって快晴に恵まれた東京よみうりカントリークラブで開催中の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の2日目。最下位からスタートした石川は長いパー4の4番でバーディを奪うと、6番ロングもバーディとし序盤で反撃の狼煙をあげる。しかし、初日曲がりに曲がったティショットのブレは修正されたものの、その後のアイアン、パットがつながらずチグハグな内容。9番で3パットのボギーを叩くと、続く10番でもセカンドショットのミスをカバーできずボギー、11番でも3パットのボギーと平均パット1位らしからぬプレーでみるみるうちにスコアを落としてしまう。
チャンスらしいチャンスを作れず迎えた17番ロングでは、残り175ヤード打ち下ろしのセカンドを8番アイアンで距離感を間違い2オン出来ず、寄らず入らずでパー。このホールでイーグルを奪った池田勇太と明暗がくっきり分かれた。悪い流れで迎えた最終18番でもボギーを叩きスコアを伸ばすどころかトータル10オーバーに後退。先週の「カシオワールドオープン」で単独2位に食い込んだ姿はそこにはなく、詰め掛けた大ギャラリーからはため息ばかりがもれる。「今日だけ見れば悪くはないんですけど、スタートした順位が順位なんで」屈辱の最下位からの脱出はならず、「結果を求めるのは厳しくなった。(最終戦でこの内容に)悔しくてしょうがないです。初日からやり直したいという気持ちが正直ありますね」と弱気な言葉ばかりが口をついた。
この2日間は、ティショットが面白いようにフェアウェイをとらえ、アイアンがピンに絡んだ先週とはまるで別人のようなプレー。「僕の場合は調子が突発的に良くなったり、悪くなったり安定感がない」と日替わりで調子が変動するゴルフに石川自身も困惑気味。ラウンド後に直行した練習場ではボールを複数ティアップして連続で打つなど、タイミング重視で数をこなすことで自分のスイングを取り戻そうと必死だった。破竹の勢いで突き進んできた今季も残すはいよいよ36ホール。「とにかくベストを尽くして、最終日18番グリーンに堂々と向かってこれるようにしたい。最後までギャラリーの方に見届けてもらってプレーを終えられるように頑張ります」史上最年少賞金王誕生の瞬間が仏頂面ではサマにならない。
「なんとかアンダーでまわりたかった」しかし、意気込む石川遼の気持ちは最後まで空回り。賞金ランキング1位で迎えた最終戦は2日連続最下位と厳しいものになった。
勇太、耐えて耐えて…イーグル!7オーバー22位タイ浮上
やや風が強いながらも、冷たい雨が降った初日とは打って変わって快晴に恵まれた東京よみうりカントリークラブで開催中の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の2日目。最下位からスタートした石川は長いパー4の4番でバーディを奪うと、6番ロングもバーディとし序盤で反撃の狼煙をあげる。しかし、初日曲がりに曲がったティショットのブレは修正されたものの、その後のアイアン、パットがつながらずチグハグな内容。9番で3パットのボギーを叩くと、続く10番でもセカンドショットのミスをカバーできずボギー、11番でも3パットのボギーと平均パット1位らしからぬプレーでみるみるうちにスコアを落としてしまう。
チャンスらしいチャンスを作れず迎えた17番ロングでは、残り175ヤード打ち下ろしのセカンドを8番アイアンで距離感を間違い2オン出来ず、寄らず入らずでパー。このホールでイーグルを奪った池田勇太と明暗がくっきり分かれた。悪い流れで迎えた最終18番でもボギーを叩きスコアを伸ばすどころかトータル10オーバーに後退。先週の「カシオワールドオープン」で単独2位に食い込んだ姿はそこにはなく、詰め掛けた大ギャラリーからはため息ばかりがもれる。「今日だけ見れば悪くはないんですけど、スタートした順位が順位なんで」屈辱の最下位からの脱出はならず、「結果を求めるのは厳しくなった。(最終戦でこの内容に)悔しくてしょうがないです。初日からやり直したいという気持ちが正直ありますね」と弱気な言葉ばかりが口をついた。
この2日間は、ティショットが面白いようにフェアウェイをとらえ、アイアンがピンに絡んだ先週とはまるで別人のようなプレー。「僕の場合は調子が突発的に良くなったり、悪くなったり安定感がない」と日替わりで調子が変動するゴルフに石川自身も困惑気味。ラウンド後に直行した練習場ではボールを複数ティアップして連続で打つなど、タイミング重視で数をこなすことで自分のスイングを取り戻そうと必死だった。破竹の勢いで突き進んできた今季も残すはいよいよ36ホール。「とにかくベストを尽くして、最終日18番グリーンに堂々と向かってこれるようにしたい。最後までギャラリーの方に見届けてもらってプレーを終えられるように頑張ります」史上最年少賞金王誕生の瞬間が仏頂面ではサマにならない。