チーム孔明ではないが、重永も九州の結びつきを感じている。「みんな集まって仲がいいけど、同じ年というよりも、一回りとか10歳くらい離れた選手同士が多い。僕なんかは、手嶋多一さんとよく練習ラウンドを回らせてもらっている」。
九州勢に限らず、こうしたプロ同士の集まりは他にも存在する。芹澤信夫率いる「チームセリザワ」には、藤田寛之らベテランから、男女プロの若手まで在籍。谷口徹は、オフシーズンに若手選手を集めた合宿を行っている。“チーム”とまではいかなくても、仲のいい先輩プロを見つけて教わる若手選手も多い。
現役のベテランプロから教わるというのは、男子特有の伝統なのかもしれない。シード選手の平均年齢を見てみると、女子ツアーの今年の平均年齢が27.1歳。対して男子ツアーは32.7歳。40歳以上のプロも多く現役として活躍する男子ツアーは、身近に学べる存在が多く、こうした師弟関係を築きやすいこともある。
当然、トーナメントに入ればライバル同士。個人競技の世界だが、技術や経験を伝え合い、切磋琢磨しあう存在でもある。選手たち一人ひとりの強さの裏には、実はこういったチームの存在があった。(文・谷口愛純)
九州勢に限らず、こうしたプロ同士の集まりは他にも存在する。芹澤信夫率いる「チームセリザワ」には、藤田寛之らベテランから、男女プロの若手まで在籍。谷口徹は、オフシーズンに若手選手を集めた合宿を行っている。“チーム”とまではいかなくても、仲のいい先輩プロを見つけて教わる若手選手も多い。
現役のベテランプロから教わるというのは、男子特有の伝統なのかもしれない。シード選手の平均年齢を見てみると、女子ツアーの今年の平均年齢が27.1歳。対して男子ツアーは32.7歳。40歳以上のプロも多く現役として活躍する男子ツアーは、身近に学べる存在が多く、こうした師弟関係を築きやすいこともある。
当然、トーナメントに入ればライバル同士。個人競技の世界だが、技術や経験を伝え合い、切磋琢磨しあう存在でもある。選手たち一人ひとりの強さの裏には、実はこういったチームの存在があった。(文・谷口愛純)