<ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日>◇6日◇東京よみうりカントリークラブ(7,016ヤード・パー70)
「堂々と18番にやってきたい」その言葉通り、堂々とグリーン上に足を踏み入れた新賞金王はギャラリーの大歓声に帽子を取って笑顔で応えた。
石川遼の最終日超詳細!1打速報でチェック
国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の最終日。初日、2日目と出遅れた石川遼だったが、3日目に復調のきっかけを掴むとその勢いのまま最終日は5バーディ・1ボギーで4つスコアを伸ばしてホールアウト。優勝争いには遠く及ばなかったものの、豪快なドライバーショットと切れ味抜群のアイアンで今季の締めくくりにふさわしいラウンドを展開し、トータル3オーバー19位タイで4日間を終えた。賞金王になるには優勝が絶対条件だった池田勇太は序盤の連続ボギーでつまづくとスコアを伸ばせず、トータル7オーバーでフィニッシュ。この瞬間、石川遼が史上最年少賞金王に輝いた。
「感無量です」東京よみうりカントリークラブの18番ホールは石川遼を迎えた瞬間、割れんばかりの歓声と拍手に包まれた。目の前に広がる光景に、まだ池田勇太のプレーが残っていたが不覚にも「こみ上げてくるものがありましたね」と胸にはアツいものが。海外ツアーへの参戦から始まり、夢の「マスターズ」出場、シーズン序盤の不調、そして「ミズノオープンよみうりクラシック」での今季初優勝。そのすべてを見届け応援してくれたファンを前にしてさすがの石川も平静でいられるはずもなく「あれだけ大きな拍手をもらえて、大げさですけどゴルフをやってきて良かったと思った」充実感と感動が押し寄せた。
飛躍の1年となった今季の快進撃を支えたのは、あくなき向上心。その貪欲な姿勢を石川に植えつけたのは初出場を果たした「マスターズ」だった。初めての夢の舞台はカットラインに5打及ばずトータル6オーバーで予選落ち。「満足してではなく、悔しい思いをして帰ってくることができた。あの悔しい思いが、ある意味今年の僕を1年間支えてくれた」勝利を重ねて実力を過信してもおかしくない時にも、マスターズでの苦い思いが石川自身を律し、心の奥底で前を向く原動力であり続けた。毎週、毎週、新たな課題を自分に課し、それを乗り越えることで1歩ずつ確実に世界に通用するプロの階段を上ってきた石川。その真摯に続けた努力がここに偉業となって結実した。
「堂々と18番にやってきたい」その言葉通り、堂々とグリーン上に足を踏み入れた新賞金王はギャラリーの大歓声に帽子を取って笑顔で応えた。
石川遼の最終日超詳細!1打速報でチェック
国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の最終日。初日、2日目と出遅れた石川遼だったが、3日目に復調のきっかけを掴むとその勢いのまま最終日は5バーディ・1ボギーで4つスコアを伸ばしてホールアウト。優勝争いには遠く及ばなかったものの、豪快なドライバーショットと切れ味抜群のアイアンで今季の締めくくりにふさわしいラウンドを展開し、トータル3オーバー19位タイで4日間を終えた。賞金王になるには優勝が絶対条件だった池田勇太は序盤の連続ボギーでつまづくとスコアを伸ばせず、トータル7オーバーでフィニッシュ。この瞬間、石川遼が史上最年少賞金王に輝いた。
「感無量です」東京よみうりカントリークラブの18番ホールは石川遼を迎えた瞬間、割れんばかりの歓声と拍手に包まれた。目の前に広がる光景に、まだ池田勇太のプレーが残っていたが不覚にも「こみ上げてくるものがありましたね」と胸にはアツいものが。海外ツアーへの参戦から始まり、夢の「マスターズ」出場、シーズン序盤の不調、そして「ミズノオープンよみうりクラシック」での今季初優勝。そのすべてを見届け応援してくれたファンを前にしてさすがの石川も平静でいられるはずもなく「あれだけ大きな拍手をもらえて、大げさですけどゴルフをやってきて良かったと思った」充実感と感動が押し寄せた。
飛躍の1年となった今季の快進撃を支えたのは、あくなき向上心。その貪欲な姿勢を石川に植えつけたのは初出場を果たした「マスターズ」だった。初めての夢の舞台はカットラインに5打及ばずトータル6オーバーで予選落ち。「満足してではなく、悔しい思いをして帰ってくることができた。あの悔しい思いが、ある意味今年の僕を1年間支えてくれた」勝利を重ねて実力を過信してもおかしくない時にも、マスターズでの苦い思いが石川自身を律し、心の奥底で前を向く原動力であり続けた。毎週、毎週、新たな課題を自分に課し、それを乗り越えることで1歩ずつ確実に世界に通用するプロの階段を上ってきた石川。その真摯に続けた努力がここに偉業となって結実した。