＜アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 3日目◇22日◇武蔵カントリークラブ 笹井コース（7060ヤード・パー71）＞

コルセットを巻き、腰を押さえ…、なんとかこの日も1ラウンドを終えた腰痛に悩む久保谷健一。初日から「腰は怖くて。一発振ってみてやっちゃったらその場で終わり」と爆弾を抱えながらも、第3ラウンドを終えてトップ10を維持し続けている。

【写真】腰をおさえながらラインを読む久保谷

2014年には椎間板ヘルニアの手術を受けたが、スイングが患部に負担をかけているため、痛みに悩み続けている。先週は壁伝いに歩くのがやっとの状態で、「今年まともに試合できたのなんて、3試合くらい」と、悲しい状況だ。

見ていても痛々しいほどの様子だが、「休んだって治らないし、家にいたって追い出されるし（笑）。どうしようもないよね」と、これまでも出場を続け、今後も休養などは考えていない。

この日も腰を気にしながらも、4バーディ・3ボギーとスコアを1つ伸ばしてホールアウト。トータル6アンダーで7位タイにつけている。このままいけば、昨年のシーズン最終戦「日本シリーズJTカップ」3位タイ以来のトップ10入り。まずは腰を悪化させず、なんとか走りきることが先決だが…。ここで勢いをつけて、シーズン終盤で再び活躍が見たいところだ。（文・谷口愛純）