＜アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 3日目◇22日◇武蔵カントリークラブ 笹井コース（7060ヤード・パー71）＞

優勝すれば、日亜両ツアーのシード権が確定する一大イベント。欧州ツアーを始め、世界中のツアーと試合を実施しているアジアンツアーとの共同主管大会「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」は、選手にとってビッグチャンスだ。

【写真】大会3日目の模様を写真でおさらい

この日「67」をマークして7位タイに浮上した大槻智春も、海外への切符を渇望する選手の一人。過去にはアジアンツアーのQTにも挑戦。「優勝すれば来年から一気に変わるので、アメリカにも近づくと思う」。身近な存在では、大学時代の同期の小平智が一足先に米ツアーで活躍。「自分の中でも、本当に米ツアーに行きたいというのがある」と、いずれは小平の後を追って米国の舞台に立つことを目指している。

大槻のように海外志向の強い選手に、この日はさらにうれしい発表があった。来年からは、本大会の優勝者に海外メジャー「全英オープン」への出場権が与えられる。もともと全英オープンへは、

・前年の「日本オープン」優勝者
・前年賞金ランキング2位タイ以内の選手
・「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」終了時の賞金ランキング2位タイ以内の選手
・「ミズノオープン」の上位4人（有資格者を除く）