<ブリヂストンオープン 初日◇18日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(7119ヤード・パー71)>
7月以降、出場7試合出場で予選落ちが「ISPSハンダマッチプレー」の1回戦敗退を含めれば5回。最高成績が45位タイと苦しい夏場を送ってきた小鯛竜也。逆襲を狙う「ブリヂストンオープン」初日を1イーグル・4バーディ・3ボギーの「68」にまとめ、首位と3打差の8位タイ発進に笑みを見せた。
【関連写真】チャレンジツアーに参戦した谷繁元信氏、初ツアーは最下位で終了 リベンジは「疲れがとれてから考えます(笑)」
昨年は「マイナビABCチャンピオンシップ」でツアー初優勝。賞金ランキングも27位で初シードを獲得した。プロ転向は2007年で苦節10年の節目に一気に開花し、意気揚々と今季を迎えた。序盤はトップ10が3回とツアー2勝目に期待がかかったが、その後は前述のとおり、結果がついてきていない。
「正直、調子が悪いわけではなかったのですが、内容とスコアがマッチしていなくて、何をしていいのか分からないときもありました。でも、何かを変えてしまうと、今までやってきたことの意味がなくなってしまうので、スコアが出るまで待とうと思っていました」
結果を追い求めるあまり、スイングやクラブ、ルーティンなどを変える選手は多いが、小鯛はじっと構え、5月の「日本プロゴルフ選手権」以来、久しぶりに一桁順位で初日をスタートさせた。
この日のキッカケは2番で1.5メートル、3番で10メートルを沈めたことだった。ところが次の4番は2.5メートルのバーディ逃し、5番パー3では3パットボギー。流れを切らしたかに見えたが、8番でバーディを奪い返すと、9番パー5では残り290ヤードセカンドをフォローの風に乗せて2オンに成功。イーグル奪取で折り返した。
その勢いで10番もバーディ。ところがそこから足踏み。「後半もチャンスにはついたけど、なかなか入らなかったので、もう少しいけたかなたという気はしていますが、久々に良かったですね」と、ツアー界きってのイケメンが、久しぶりの手応えをつかんだ。
来週は初優勝をつかんだ地でタイトル防衛に臨む小鯛。まだ初日とはいえ、ようやく結果が出たことで、光が見えてきた。「ここからの後半戦の試合は季節もそうですし、コースもそうですし、好きなんです。この辺から調子が上がっていけばいいなと思っていた最初の大会なので、良かったですね」と、秋の陣に期待を寄せる。
今年は若手の初優勝が多く出てきているが、「僕ももうすぐ30歳だし、しっかりしないと。初優勝が多くてレベルが上がっている。その中でチャンスをつかみたい。ゴルフに計算が立つようになりました」と、20代前半の勢いに負けていられない。何も変えずに自分を信じて勝利に突き進む小鯛。そろそろ吉報を届けたい季節になってきた。
「そういえば、変えました」と最後に。「今週からホットコーヒーに変えました。これまでは水筒に氷を入れてアイスコーヒーでしたが、ラウンド中もホットです」と、少しだけ遅めに訪れたホットな季節で、結果を出す。(文・高桑均)
7月以降、出場7試合出場で予選落ちが「ISPSハンダマッチプレー」の1回戦敗退を含めれば5回。最高成績が45位タイと苦しい夏場を送ってきた小鯛竜也。逆襲を狙う「ブリヂストンオープン」初日を1イーグル・4バーディ・3ボギーの「68」にまとめ、首位と3打差の8位タイ発進に笑みを見せた。
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昨年は「マイナビABCチャンピオンシップ」でツアー初優勝。賞金ランキングも27位で初シードを獲得した。プロ転向は2007年で苦節10年の節目に一気に開花し、意気揚々と今季を迎えた。序盤はトップ10が3回とツアー2勝目に期待がかかったが、その後は前述のとおり、結果がついてきていない。
「正直、調子が悪いわけではなかったのですが、内容とスコアがマッチしていなくて、何をしていいのか分からないときもありました。でも、何かを変えてしまうと、今までやってきたことの意味がなくなってしまうので、スコアが出るまで待とうと思っていました」
結果を追い求めるあまり、スイングやクラブ、ルーティンなどを変える選手は多いが、小鯛はじっと構え、5月の「日本プロゴルフ選手権」以来、久しぶりに一桁順位で初日をスタートさせた。
この日のキッカケは2番で1.5メートル、3番で10メートルを沈めたことだった。ところが次の4番は2.5メートルのバーディ逃し、5番パー3では3パットボギー。流れを切らしたかに見えたが、8番でバーディを奪い返すと、9番パー5では残り290ヤードセカンドをフォローの風に乗せて2オンに成功。イーグル奪取で折り返した。
その勢いで10番もバーディ。ところがそこから足踏み。「後半もチャンスにはついたけど、なかなか入らなかったので、もう少しいけたかなたという気はしていますが、久々に良かったですね」と、ツアー界きってのイケメンが、久しぶりの手応えをつかんだ。
来週は初優勝をつかんだ地でタイトル防衛に臨む小鯛。まだ初日とはいえ、ようやく結果が出たことで、光が見えてきた。「ここからの後半戦の試合は季節もそうですし、コースもそうですし、好きなんです。この辺から調子が上がっていけばいいなと思っていた最初の大会なので、良かったですね」と、秋の陣に期待を寄せる。
今年は若手の初優勝が多く出てきているが、「僕ももうすぐ30歳だし、しっかりしないと。初優勝が多くてレベルが上がっている。その中でチャンスをつかみたい。ゴルフに計算が立つようになりました」と、20代前半の勢いに負けていられない。何も変えずに自分を信じて勝利に突き進む小鯛。そろそろ吉報を届けたい季節になってきた。
「そういえば、変えました」と最後に。「今週からホットコーヒーに変えました。これまでは水筒に氷を入れてアイスコーヒーでしたが、ラウンド中もホットです」と、少しだけ遅めに訪れたホットな季節で、結果を出す。(文・高桑均)