＜ブリヂストンオープン 3日目◇20日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース（7119ヤード・パー71）＞

朝から晴れ渡った袖ケ浦カンツリー倶楽部には、すでに大勢のギャラリーが詰めかけている。昨年は2日間競技で36ホールに短縮となっており、ギャラリーも2年越しの好天のなか、熱戦に期待いっぱいだ。

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試合展開も上位陣混戦で熱気を帯びてきている。トータル9アンダーで2日目も首位を守り初優勝に視界良好のイ・サンヒ（韓国）を追うのは、個性豊かな面々だ。先週の「日本オープン」で3日目に最終組を経験した日高将史、シニアの絶対王者プラヤド・マークセン（タイ）、欧州ツアーの予選会受験のため2週後に渡欧する川村昌弘と、バラエティに富んだ1打差2位グループは話題豊富だ。

さらに2打差の5位グループには、ホストプロの片岡大育、堀川未来夢らが、契約先のブヂストンの恩返しに燃える。昨年初優勝を飾った小鯛竜也も久しぶりに上位争い。それぞれの思いを胸に、気合のムービングデーとなりそうだ。

現在賞金ランキング1位の今平周吾に国内開幕戦で勝利を挙げた重永亜斗夢といったメンバーに加え、同じく5位タイの石川遼には最注目が集まる。国内ツアー復帰から先週で1年。「優勝できたら自信になる」と、今週はてっぺんを目指す戦いを続けている。2016年8月以来の勝利に向け、ムービングデーはエンジンを吹かしそうだ。

ツアー終盤戦で、それぞれの思惑が交錯する秋の陣。賞金王、初優勝、フカッツ優勝など、見どころ満載の決勝ラウンド。まずは3日目の激戦に期待したい。