＜ブリヂストンオープン 最終日◇21日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース（7119ヤード・パー71）＞

「ブリヂストンオープン」も最終日。朝から快晴のなか、白熱の戦いが始まっている。

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3日目を終えて、首位タイに立つのは旅人・川村昌弘とイ・サンヒ（韓国）。川村は「昨年の今ごろからは考えられないほど。ここにいることがうれしいし、優勝したい」と調子を取り戻しての今季に気合十分。2週後には欧州ツアーのQスクール受験予定で、5年ぶりのツアー2勝目で弾みをつけたい。

日本ツアー初優勝を目指すサンヒにとってもこの大会は思い入れが深い。来日1年目に出場し、最終日を4位からスタートしながら「82」をたたいた。「緊張しないといえば嘘になります。気持ちを楽にすると悪い方向にいきそうなので、緊張感がいい刺激になっています」と、こちらも勝利に向けてひた走る。

注目は2年ぶりの優勝を狙う石川遼。今週は落ち着いたプレーで、「苦手意識があります」という袖ケ浦カンツリー倶楽部で「優勝したら自信になります」。ショットもパットも好調で、ここまでパー5での2オン率は1位。「できると信じてやります」と、首位と3打差から、最速でのツアー15勝目をつかみ取る構えだ。

現在賞金ランキング1位の今平周吾も3位タイから今季初優勝を目指すが、こちらは優勝を意識せずに戦う。2日目からスイングを変えて臨み、それが奏功している。「やりたいスイングをするだけです」と、結果を求めず、目の前のゴルフに集中する。

初優勝、復活優勝。それぞれの思いを胸に、熱いファイナルラウンドが展開される。