難易度の高い17番パー3でもピンを果敢に攻めて2.5mにつけてバーディとすると、川村がボギーをたたき逆転。はじめてリードを奪うと、最終ホールもバーディを奪い、上がり3ホール連続バーディで逆転勝利を締めくくった。「最後の最後まで気が抜けなかった」と終盤の攻防を振り返ったが、鮮やかな逆転劇は見事としかいいようがなかった。
これで獲得賞金も1億円を突破し、初賞金王に向けて前進。世界ランキング(WR)も上昇すると見られるが、目下の目標は「来年のマスターズに出たいです」と、年末までに出場資格を獲得するWR50位以内が目標だ。「たぶん、今年あと2勝しても届かないかもしれないけど」と、笑いながら答えるが、目標に掲げてきた年間複数回優勝を目指す第1関門は突破。ここから残り6試合は挑戦への大事なステップの連続だ。
現在のWRは85位で松山英樹、小平智に次ぐ日本人3番手。50位以内上昇とともに見据えるは、「地元ですし出場したいです」という2020東京五輪。会場の霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催される大会へも思いをはせている。そのためには、残り試合が少なくなった今季もギアを上げ続けなければならない。
9月の「ISPSハンダマッチプレー選手権」では決勝に進みながら、再三のチャンスを決めきれずに惜敗。ところがこの日は、定評のあるショット力に加えて、グリーン上でも圧倒的な強さと輝きを見せた。そんな自身のプレーに、「なんか…、らしくないですよね(笑)」と照れ笑いを浮かべるあたりが今平らしいが、目下賞金ランキング1位でWRトップ100。自信を持って高額賞金大会や海外招待選手が出場する秋のビッグトーナメントに臨めば、マスターズ、そして2年後に迫った五輪出場は自ずと近づくはずだ。(文・高桑均)
これで獲得賞金も1億円を突破し、初賞金王に向けて前進。世界ランキング(WR)も上昇すると見られるが、目下の目標は「来年のマスターズに出たいです」と、年末までに出場資格を獲得するWR50位以内が目標だ。「たぶん、今年あと2勝しても届かないかもしれないけど」と、笑いながら答えるが、目標に掲げてきた年間複数回優勝を目指す第1関門は突破。ここから残り6試合は挑戦への大事なステップの連続だ。
現在のWRは85位で松山英樹、小平智に次ぐ日本人3番手。50位以内上昇とともに見据えるは、「地元ですし出場したいです」という2020東京五輪。会場の霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催される大会へも思いをはせている。そのためには、残り試合が少なくなった今季もギアを上げ続けなければならない。
9月の「ISPSハンダマッチプレー選手権」では決勝に進みながら、再三のチャンスを決めきれずに惜敗。ところがこの日は、定評のあるショット力に加えて、グリーン上でも圧倒的な強さと輝きを見せた。そんな自身のプレーに、「なんか…、らしくないですよね(笑)」と照れ笑いを浮かべるあたりが今平らしいが、目下賞金ランキング1位でWRトップ100。自信を持って高額賞金大会や海外招待選手が出場する秋のビッグトーナメントに臨めば、マスターズ、そして2年後に迫った五輪出場は自ずと近づくはずだ。(文・高桑均)